最近グラベルロードというカテゴリーの自転車が流行っている。
という事ですが、、、
個人的には全く興味がわきません。
それ、ランドナーでええやん!!
何で「グラベルロード」って、「ロード」の仲間を増やそうとする?
業界的には「ロード」の流行におすがりして、自転車市場の先細りを回避するために「ロード」の冠を外すわけにはいかないのでしょうか?
来る者は拒まず、去る者には追いすがる
精神そのものですね。
「弱ベダ」ブームで降って沸いた、業界に何十年かに一度の追い風。
金さえ払えば、高級ロードを即納、忙しすぎてアフターサービスでお客に向き合うこともせずに、更に新規顧客の囲い込み。
その結果、乗りこなすことのできない・維持することのできないまま、新品同様で中古市場に溢れ出した高級ロード。
まあ、言い過ぎではあるものの、当たらずとも遠からず、、
今迄シティーサイクルしか乗ったことのない新規顧客に、23Cタイヤのロードを手放しで売ったら、、、結果は目に見えています。
今になって慌てて、乗りやすい・ロードバイクの見た目の自転車をした自転車で、離れていきそうな顧客を追いかけだした。
ような、業界の裏事情が見え隠れしてなんか嫌です。
一時的なブームであっても、自転車に目を向けてくれた人々に、ロードを入り口として、もっと多くの楽しみ方を提供するための「グラベルロード」であれば大歓迎なのですが、、、
であれば、新しい分野に目を向けてくれる人たちに「スポルティフ」「ランドナー」「パスハンター」等の新しい世界を紹介するのが、楽しみを広げる一つの方法であるような気がします。
自転車が流行っている。と言っても、ロードばかりが注目されて、少し前の爆発的ブームを巻き起こしたMTB市場は先細り状態。
今このタイミングで「ロード」の冠を外してしまうのは、相当な決断を強いられるのでしょうね。
それに引き換え、クロスバイクは成功した例のような気がします。
ブームになったMTBは、太いタイヤのせいで軽快感がスポイルされるため、街乗りに適した方向性に改良して、新しい分野の「クロスバイク」に移行した結果、大正解だったようです。
MTBユーザーが個々に、カスタマイズしたノウハウをメーカーが吸い上げて商品化した。と言うのが本当のところかも知れません。
ロードバイクの場合、フレームの設計上太いタイヤが装着できない。と言う構造上の問題点の他にも、ユーザーが個々に自分の用途に合ったカスタマイズができない。
ひいては販売店が、ユーザーにカスタマイズノウハウを含むアフターサービスができていなかった。
結果として、クロスバイクとは逆の流れで、メーカーがユーザーが望むであろう形を商品化して、押しつけてきた。
個人的にひねくれて、こう考えてしまいます。