自転車技術でよく語られるのがペダリング効率。
最近はパワーメーターなるハイテク機器の登場により、科学的に解析できるようになりましたが、、、
要するに何?
以下を揃えることができる方は、是非実験してみてください。
- ケイデンスメーターを取り付けたピストを、整備スタンドに固定します。
- ペダルを手で回す。限界まで頑張ります。
- ペダルから手を放します。
たったこれだけです。
さて、
2と3どちらがケイデンス(=スピード)
が高いでしょうか?
普通は手を離した瞬間から、ケイデンスが落ちてくる。
と思うでしょ。
正解は3.
手で頑張って限界の200回転位までペダルを回して、手を離した瞬間、
200→202→205→210・・
どんどん回転が上がっていきます。
約5%位回転が上昇した後、降下に転じます。
何回も試して、手で回す練習をして、やっと回転上昇率が5%程になりました。初めのころは15%ほど上昇していました。
手でペダルを回している間は、360°全周に渡って同じ速度でペダルを回せていません。
綺麗な円を描けずに、多角形もしくは、楕円形にクランクを回転させています。
これが、手でペダルを回している間には最高速度が出ない原因です。
手でペダルを回していても、これだけのロスが出ているので、足でペダルを回すと、更に大きなロスが発生することは容易に想像がつきます。
大多数の方は、足より手が器用に動くはずですので。
で、どうすれば効率よくペダルを回しきれるようになるのか?
次回に続く、、、