専用工具として売られている工具を、更に自分仕様に改造しようというお話です。
フリーハブのフリーボディー蓋開け工具を購入しました。
常用する工具ではないので、400円程度のお手頃価格商品を選択。
蓋開け一発目に力を加えたところ、なんとなく不安定な手応えが、、、
慎重に作業を進めて、何とか事なきを得無事取り外しに成功。
車体から取り外した部品と、工具を見比べて不安定な手応えの原因を探ります。
一目瞭然ですね。
少し斜めに力を加えると、かなり傾きます。
これが力を加えた時に発生する不安定な手応えの原因です。
原因さえわかれば、解決方法は簡単。
長い爪を短くすれば、問題解消。
二本の爪を削って、部品の凹みにジャストフィット。
これで安定して使える工具に変身しました。
この「爪の長い」問題、
・工具の爪が長いのか?
・部品の凹が浅いのか?
どちらにしても、今回は専用工具なのでもっとスペシャルに、この個体専用に特化した工具に返信させました。
もしこの「部品の凹が浅い」と仮定すれば、次回別の個体に使用した際には、このスペシャルツールの爪が奥深くまで掛からず、力の伝達が悪くなる可能性もあります。
お勧めはしませんが高級な工具であれば、それなりの材質を使用しているので、
・爪が短く、接触面積が小さくても、
・爪が長くて、斜めに接触して角部分のみ点で接触したとしても、
作業が進める事ができそうです。
当然高級工具でも、ぴったりのサイズで使用するのがベストであることは当然ですが、、
プロの場合は「工具が合わない→工具発注→納期遅れ」では多くのお客さんは納得しないので、しっかりした素材の高級工具は必須となります。
如何せん今回のこの個体専用に改造した工具は、他のサイズ違いの個体に使ったた場合の保証はありません、
安いので、又新しく買ってその個体に合う改造をしてもいいと思います。
プロの作業ではなく、アマチュアが趣味で作業をするには、使用頻度の少ない特殊工具を一流メーカー品で揃えるとなると、お値段の面で躊躇することとなります。
いくら財力があっても、高級専用工具にお金をつぎ込むよりも、もっと楽しい使い道を探した方が幸せになれます。
自転車のメンテナンスはあくまでも手段であり、その車体で楽しむのが目的のはずです。
、、メンテナンスそれ自体も楽しみですが、、、
極端でなければ、安い工具でも目的に合わせてチューニングし、正しく使用すれば、十分に使い物になります。
微妙にガタつきのある高級工具よりも安心して力をかけられる事と思います。
唯一耐久性には期待できないと思われます。プロのようにヘビーユースしなければ問題ないと思われます。
今回は、専用工具を更に使い方に特化した工具への変身方法をツラツラと文章にしてみました。