ほぼ一年ぶりに、日本に帰国。
何回乗っても飛行機は怖い。
飛行機が飛ぶ原理は、原理的には分かっている。
そういう問題ではなくて、あの何十トンもある物体を時速900km以上のスピードで、踏ん張り所の無い空気の上で、操っているところが怖い。正気の沙汰じゃない。
おまけに、着陸と墜落は紙一重。角度がきつければ墜落。角度が浅く奥まで行き過ぎればオーバーラン。戦闘機が航空母艦上でワイヤーに引っ掛って止まっている姿のほうがよっぽど納得できる。
と言うのは、ずいぶん昔、以前の香港空港に着陸したとき、滑走路の先端で減速しきれず、猛スピードでUターンし、頭上の物入れの蓋が開いて、荷物が落ちる。という経験をしたことがあるから。
普段自分では、1トン程度の物を、時速40km程度で、硬いアスファルトに葉書4枚程度の大きさで、踏ん張っている状態でも、コントロールするのに、怖い思いをしているというのに・・・。
やっぱりパイロットの人たちは、正気じゃない。大変な職業だ。
