お気軽海外生活

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小さな外交員

今日の朝の便で、妻が娘を連れて盆休み帰国した。
実際の所は、機体のエアコンの不備と言う事で、昼前の出発になったようだが・・。

うちの娘6才。親バカを差し引いても、中国語がべらぼうに上手い。語学は子供には勝てない。最近は「父さん・母さん、発音下手。」と、遠慮容赦なく、やり返される。
特に評価する上手いというのはこういう部分でなく、言葉と感情が直結している点。リンゴを見て、日本語を解さずに"apple"なり、"ピングゥオ"なり口に出すのはたやすい。
その先の感情・思想を2カ国語適切に引き出す事は、非常に難しい。ハッキリ言って大人になってから勉強しては、全く身に付かないと思う。
なぜなら大人の語学は、文字から入るから。
子供のうちは全て、体が直接言葉を吸収しているように思える。子供の時に覚えた外国語は、本質を突いた言葉を並べて会話をする。
語学の勉強だけではどうしても超えられない壁であり、コミュニケーション上最も必要とされる部分と思う。

物に足をぶつけた時、"痛っ""アウチ""アイヤー"口をついて出てくるのは別の音であっても、人間のみならず痛点を持っている生物であれば、全て感じ方は同じ。自分と子供の言葉を比べて一番の違いは、言葉の本質のとらえ方だと思う。うちの子は、これが日本語中国語の区別なく本質を捉えた会話が出来ているようだ。

最近瀋陽に出没する、卓球の愛ちゃんを見ても思うのだが、本質の部分で、コミュニケーション出来る子供たちは、どんな、学識経験者や経験を積んだ政府の人間よりも、2カ国の架け橋になれる外交官だと思う。