病室に戻ってから、お腹がすいた。それ食べたい。とぐずる娘を後目に、黙々と飯を食べるひどい両親の図。
同室の付き添いの親からの、冷たい視線の中で、しっかりと晩飯を平らげてしまった。
手術後、切り取られた娘の盲腸を見せて貰ったが、異常に細くて長い。執刀医の意見でも、詰まりやすい盲腸らしい。
女房のもそんな形だったらしく、「盲腸は遺伝」というのは、確からしい。
中国では、入院患者にはぴっちりと付き添いが基本。
とりあえず、女房を病院に残して家に帰る。
手術翌日、朝一で必要な物その他揃えて、病院に向かう。手術後は安静第一。ではなく、癒着を防ぐためにも、翌日から、体を動かすことになる。
術後の腹の痛みをこらえながら、涙目になりながらも、一歩一歩踏みしめながら歩く、けなげな娘の姿・・・。エッ?
ヲラ! 病院の廊下で走るな! 飛ぶな! 回るな!
術後の経過が良いにも、程がある。お陰でこちらは、後ろから、点滴のビンを持って、ハラハラ・ドキドキの連続で、病院の廊下を端から端まで、時には、急旋回をこなしながら、娘の後をついて走り回るはめに・・・。
とりあえずは、一安心。
ヲイヲイ、ホンマに腹切ったんかいな。