最近ここ瀋陽で、プール熱が大流行のよう。
知り合いのYさんの子供が、急に40℃程の熱が出て、病院に行っても、
「最近高熱の子供が沢山来院して、どの薬も効かずに困っている。」
と言うことらしい。
要するに"原因不明の高熱奇病の集団発生"と病院では、認識しているらしい。
Yさんの親戚の子供も、何人か、前後して発病している。Yさんも、子供の病気の事でオロオロしている。
「それ、プール熱」一言あっさりと・・。Yさんポカン。
最近子供がスイミングスクールに通っていると言ってたし、多分間違えない。
Yさんも病院で、プールが原因か? と聞いたそうだが、医者は、
「絶対にそんなことはない。」
と断言したらしい。
で、インターネットで"プール熱"で検索してみると、ごまんと出てくる。症状がぴったり。
親戚の一足先に発熱した子は、現在熱がひいて喉の痛みを訴えているとのこと。Yさんも素直に信用する。
中国語で、"遊泳池熱"で検索すると、1つだけヒット。その他は、温水プール熱交換機だとか、そんな検索結果。
中国語の"咽頭結膜熱"で検索しても、プールが原因。と書かれている物はあまりない。
中国では認識されていない病気のようだ。
日本ではこの時期子供の高熱は、すぐに「プール熱」と診断されるほどポピュラーな病気。
Yさんは、"絶対にプールが原因でない"と言い切った、医者の態度にも少々立腹で、これらをプリントアウトして、翌日の子供の点滴に持って行った。
最も、子供のスイミングスクール通いは、ここ１～２年の流行で、病例も少なく、医者が知らないもの分からないではないが、
「絶対に」と言い切るほど、自信を持たれても困るのだが、、、
ここまで、意固地になる所を見ると、
「2008年オリンピックに向けて、プールの衛生状態を、世界から突っ込まれるのを恐れている?」
と勘ぐって見たくもなる。
日本程度の衛生状況でも、年によっては大発生するので、特に中国のプールの衛生が・・、と言う問題でもなさそう。
どちらかと言えば、今まで子供は、勉強勉強で、免疫力の落ちている証明のような気もするのだが・・・・。
