お気軽海外生活

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円満解決

今日は、お客さんの所2軒に納入の打ち合わせに行く。
2軒とも、順調に商談成立。めでたしめでたし。

両方とも何度目かの商談。
十分にお客さんのお小言を・・もとい・・要求を聞いているので、勧める商品が絞り込めており、相手さんの欲しい商品をサンプル提供することができた結果。
お客さんが、真剣にええモンを欲しがってるときは、お互いに本腰を入れて、言いたいこと言うので、話が詰まりやすい。


自分が客の立場になったとき・・・中国では地獄を見ることになる。

話というのは、だんだんと煮詰まるものである。
がしかし、ここ中国では散らばってしまう。
日本風には、
 +10 +6 +3 -5 +2 -1 0 と収束していくはずなのだが、
ここではなぜか、+10が-10となり、話を進めるたびに、重力圏外に飛び出してしまうことが多々ある。もうこうなると、商談お流れ。
自分の中国語能力の無さかと、思っていたら、中国人同士でも、結構けんかしているので、ごく普通の風景のようだ。

最も、けんかになったらこの逆。一歩引いて妥協点を探ろうとすると、相手は三歩位こっちに踏み込んでくる。
こういう時こそ、お互いが、大気圏外に飛び出してしまえば、争い事もとっとと、収まるんやが、そうはうまいこといかん事になっている。

安うて、ええモン欲しいんは、みんながそう。
高うて、ええんは当たり前。
妥協して安いモン買うときにも、「ここだけは譲られへん」いう強い意志があったら、物質的に豊かな現在、結構掘り出しモンは、あちこちに転がってると思う。

けど今の世の中、メーカーの都合がええ商品を、広告先行型で大量生産・大量消費している。
消費者が欲しい物 = 人気のある商品
いつの間にか、しょっちゅう広告してる商品が、かっこええ広告してる商品が、ええ商品。みたいにすり替わってるような気がする。

それに引き替え、大手メーカーの購買部は、無茶苦茶シビア。
「会社の利益になる」以外の選択肢はゼロ。
「いる」「いらん」がはっきりしている。
どちらかというと、理系で営業向きでない自分にとっては、こういう環境はありがたい。