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データーの積み重ね

最近ふと思ったこと。

物を売り込むには、データー以外に方法がないのでは?
特に大手になればなるほど、これが必要。

現在巷では、リコールの問題があちこちで、出てきている。
これもデーター積み重ねのせい?
素材のデーターを完璧に把握して、一定の品質の素材を使うことにより、より薄く・より軽く、を徹底的に追求することか出来る。
薄さが限界に達したときに、リコールが発生する。
これを元データーにして、設計・素材の見直しを繰り返す。
どんどん精品がよくなる。

引き替え、売る立場になると、大手になれば大手になるほど、有名人を起用した、雰囲気で売る傾向が強くなる。
「しのぎを削り、技術については、メーカーが解っていれば良い。消費者に販売するには、センス以外に差が付けられない。一般消費者は、我々の作った偉大な製品の品質には、口出し無用。」

"技術の○○"という宣伝文句は過去の遺物。
一般消費財の技術は、素人の理解できないところまで進み、全ての商品がブラックボックス化している。
逆に言うと、一般消費者は"品質部分"の商品選択の余地が無くなった。
但し、メーカー側にはその品質がよく解ってる。究極には、リコール隠蔽。
必然的に、雰囲気重視の広告で、販売を拡大する。

裏を返して言えば、そういうメーカーの購買は、納入業者の宣伝文句は、全く信用していない。
商品には、ひたすら"データーで証明される優位性"が求められる。
ような気がする。。。。

基本的な商品は、日本であれば、全てJIS規格に縛られている。
と言ってもJIS規格の成り立ち自体が、高度成長期に「日本から粗悪工業品を撲滅しよう」というスタンスに立っている規格のため、現在売られている商品の品質は、JIS規格の遙か上である。JISに通っていることは当然なのである。

で、どうするか?
新しい試験方法を導入する・・・。難しすぎる。
現在できることは、その商品を別の角度から試験する。
例えば、紙の強度をステンレスのJIS試験方法で試験してみる。極端だが・・・。

うちの取扱商品も、何らかの形で、アピールできるデーター取りをしなければならない時期にさしかかっているのではないだろうか?