お気軽海外生活

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尻ぬぐい

先週修理したラジエーターの取り付けをやり直し。
ラジエーターのロー付け修理については、さしあたって問題ないのだが、取り付けが無茶苦茶。

ラジエーター・クーラーコンデンサーを止めているネジ4本のうち、1本紛失、一本固定されてない。一本ナメている。要するに、まともに装着されているのが1/4。
原因は、ラジエーター側に付いているクリップ式のナットが老化して、クリップ部分が、折れている事。
この手の細かい部品が、入手できないので、そのまま・・・。
「何とか考えて取り付けるツーのが、プロの仕事ちゃうんかい!!」
結局、ラジエーターを車体から卸して、固定用ナットを、リベットナッターで再建して、新たに購入したボルトで取り付ける事に。
で、ラジエーターを卸してみると、手抜きがゴロゴロ。
ええ加減な作業が、ええ加減な作業を呼び、見えんような裏側は、外した部品が、適当に挟み込んである状態。

以前何度か中国の、日本某ディーラーのサービス工場を見学した事があったが、ちょっとマシな程度で大差はない。
絶対的な工具不足。
別にブランドツール絶対というわけではないが、Snapon等はかゆいところに手が届く工具がいっぱい販売されている。メカニックの経験が長くなると、適材適所のツールが欲しくなるのは当然だと思うのだが、会社支給の工具のみで、整備をしている
要するに単なる仕事。他人の車を適当に修理して一日が過ぎればそれでよし。的な考え。

中国の事を今一つのように書いているが、日本でも似たり寄ったり。
以前、親父の乗っている車、FFのドライブシャフトブーツ交換をディーラーに、車検と同時依頼した事がある。結果はブーツバンドの締め付けミス。3ヶ月でグリスが飛び散った。

サンデーメカニックという存在は、プロにある、時間の制約・作業効率という概念が全くない。
好きで車をいじっているので、時間が掛かれば掛かるだけ楽しめる。
整備して疑問があれば、何度でもばらせばいいだけの話である。

でも一番は、日本の頑固職人がやっている、整備工場が好き。
ホームドクターのような付き合いができて、徹底的に面倒を見てくれるというのは実に頼もしい。
設備を借りて手ほどきを受けながら、自分で整備する。と言うのが、車・整備工場との一番いい関係。

工具箱になにげなく様々な自作工具なんて言う頑固職人が、一番信頼できたりする。