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ニュースから

ボルト定期点検義務化 折損続発で国交省 大型車100万台対象
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200702110008a.nwc

今一つ分からないニュースの書き方。
1.ハブ欠陥は三菱以外にもあった?
2.ボルト折損は別問題?
3.ユーザーがボルトの損傷が判断できる?
4.「ボルトの締めすぎが原因」なのに3ヶ月毎の点検で、規定の強さで締め直す?

個人的な感覚では、
「整備工場ではボルトの締め付けトルクが過剰」
インパクトレンチでネジを締め付けている。これはメーカーの製造ラインでも一緒。
インパクトレンチは、基本的にネジを緩める工具では?

例えばファンベルトの張りなんかは、問題がない範囲で緩ければ緩いほど良い。
自分で整備するなら、緩めに張って滑ったらすぐにすぐに張る。
100の力が必要なら101で張れば十分。条件によって100の力が変化するので、最大必要な力の101で張ることが必要。
しかし修理工場では、お客さんに渡してから問題が発生しては困るので、最大値の120位の力で張っている?
これは致し方のない事。

ネジの締め付けも、規定値の-20と+20を比べると、+20で締め付けた時の方が遙かに問題発生は少ない。もしこのトルクでネジが折れれば未然に不具合が発見できてラッキー。

但し、実際の整備工場では、「強くしめれば、強いだけ偉い」みたいな風潮があって、その割には「ボルトをねじ切るのは素人」という掟がある?
依って、整備工場から帰ってきた車のネジは、破断ギリギリまで伸ばされている状態。
当然ホイールナットであれば、暫く使っている間にストレスで折れる。

「点検費用は自分持ち」
そこまで言うなら、タイヤ着脱にスタッドボルトの交換費用を含むとか、各工場ではトルクレンチの使用を義務づけるとか、どんな力で締め込んでも折れないボルトを新車の時から採用いるとか・・・・
もっと安全のために見直す事は幾らでもあると思う。