今日も又外回りの帰りに、自動車の見学。
大御所VWジェッタ。
なぜ大御所かというと、中国ほどスペック至上主義、新しもの好きの、市場にあって、超ロングセラー車で、タクシーにも相当数使われている実績のある車。
古くからあって、現在も路上の30%以上を占めているのではないかと思われる。淘汰されないには、それなりの理由があると思う。
普段タクシーで利用している割にはじっくりと見たことがない。
実車をしみじみと見ると、「すばらしい」の一言。
ボディーの溶接が美しい。隠していないので汚く見えるが、丁寧に溶接してある。コーキング剤の入り方も、適材適所でしっかりと塗り込んである。
エンジンにしても、取り立てて見るべき所がないが、低速から十分にトルクが出て、扱いやすい特性。
最近見つけた、いけてない代表エンジン。
http://data.auto.mop.com/model.php?model_id=2463
総アルミのDOHC4バルブ。圧縮10.5。81*77.5のオーパースクエアーエンジン。
最大トルクが144/4500の、80/5800、、
ヲィ、何のための高回転ユニット設計?
トルク発生回転が高いだけで、最大トルクから上の回転が全然続いてない。
このエンジンどう使えっちゅうねん。
でも、中国では、「総アルミDOHC4Valb」と言うだけで、人気があったりする。。。
引き替えジェッタは、外連味のない作り。
驚いたのが、ドア回りのウエザーストリップ。
多分内装を外すことなく、ウエザーストリップのみ取り替えられる構造(に見えた)。
この車、最近はやりの、リアドア前端が前ドア後端の下側に回り込むデザインになっていない。
アウトバーン重視の設計になってないように見えたが、ウエザーストリップさえしっかりしていれば、吸い出しは、押さえられるはず。
ゴム部品なので経年劣化は当然。
ちょくちょく新しい部品に取り替えれば、吸い出しの問題は100%クリアー。
目から鱗の設計。・・・内側から見るとちょっと見苦しいが、、
「犬に使った食器でも、きれいに洗えば食卓で人間が使える。」
ドイツ式合理主義が、各所にちりばめられた一品。