お気軽海外生活

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グリップ力

今日得意先でグリップ力についての話がちょっと出たので、、、

相手は、中国人技術系スタッフ。
グリップ力の話で、こちらの説明で、
・グリップ力については、第一にゴムの配合。
・平坦面でない場合、追地性の良い柔らかい表面構造。
・滑りやすい面では、接地面積を減らした方が面圧が上げる。

等と説明していると、反論を食らった。
「じゃあ安定性の良いベンツは、あんな太いタイヤを履いてるぞ。軽なんかは、細っこいタイヤで安定性がない。接地面積が大きいことは良いことだ。」

自動車系の技術者である。
開いた口がふさがらない。
こうなると聞く耳持たないのが中国人。勝ち誇って満足気。

ベンツと軽の走行安定性を持ち出すか?
ベンツが安定しているのは、値段が高いから、、、
じゃなくて、サスのアライメント特性その他、諸々の原因が積み重なっての結果。
車重が重くて、それを支えるタイヤ内圧を分散させる為に接地面積が広い訳。軽は車重が軽から細いタイヤでも大丈夫。
単位当たりの圧力は、大して変わらない。
太いタイヤでグリップ力を得るためには、それ相応の加重と接地アライメント特性が必要。
等と考えながら、帰り道を走っていると、氷に足を取られた。

チェロキーも、最近降った雪のお陰で、タイヤ空気圧を落としている。
夏場は、前2.4k後2.2kの設定を、冬場は、2.2k・2.0k。
お陰で、燃費も下がり気味。

現在履いているタイヤは、215/75-15。205/65-16辺りにすると、もう少し、走りやすいような気もするのだが・・・。
ホイールから見える、後ドラムがタダでさえ貧弱で、これ以上大口径ホイールを履くとみっともないだろうな・・。

昔は雪道でスパイクタイヤ派。初期に発売されたトーヨーZ35だったかな?というスタッドレスを履いたこともあった。
当時は、スノータイヤは、接地圧を高めるために、ハイプロフィール化して、細田イヤを履くのが当然だったが、最近のスタッドレスは、幅広が流行のよう。
でも、自分自身で色々タイヤを履いてみて感じるのは、最近のスタッドレスでも、細幅のタイヤが好き。
氷の上に水が浮いた状況での排水性。最近のトレッドはいくら柔らかいと言っても、単位面圧が落ちると十分にトレッド面が変形してくれないような気がする。特にABSを思い切って効かせたときの、ハンドルの切れなどは、幅広タイヤでは今ひとつピンと来ない物がある。

これも、ちょっと年を取ってきて、頑固になってきている証拠かも。
未だに過去の印象に、脳みそがグリップし続けている現れかも知れない。