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商売の考え方

今日本ではと言うか、世界的に流通業は大手主導で、零細流通業者は肩身の狭い思いをしている。

近くに目を落としてみると、ウチのマンションの一階には「日雑店」と呼ばれる雑貨屋×2、八百屋、飯屋。合計4店舗が存在している。
雑貨屋は8畳位の小さな所にギシギシに荷物を詰め込んで商売している。
典型的な個人商店。

雑貨屋一つを除いて、雑貨屋・八百屋・飯屋は同族経営
飯屋はつい最近オープンしたのだが、これが非常に便利。
雑貨屋は、気分によっては夜2時頃まで営業しているので、たばこが切れた時、アイスが食べたい時、喉が渇いた時、言ってみれば、ウチの棚&冷蔵庫代わりに使っている。
トイレでしゃがんでいる時、家にトイレットペーパーの在庫がなくなれば、家族に声をかけて1ロール買ってきてもらう。(さすがにパンツずらしたまま買いに行く勇気はない。。。)
今一肌触りが良くない商品なので、トイレットペーパーに関しては、非常事態専用品だが。

お客さんが来る時は、ビールを冷蔵庫で冷やす必要もない。大型冷蔵庫が目と鼻の先にあるのだから。

飯屋については、食事中に炊飯器の炊き置きのメシがなくなれば、メシを買いに行く。

こんな生活をしていると、今迄週末に近くの大型スパーで買う物の30%位の金額が、スパーから個人商店に流出している計算になる。

飯屋はマンション住人に対して出前中心に考えているようで、席数も少ない。飯屋にとって席数が少ないと言うことは、家賃・ウエーター経費の節減になる。
3つの店全てが親戚のみで任しているので、忙しい時間帯に忙しい場所に人員を配備することも可能で、トータル人件費を大幅に削減することができる。

こう考えてみると、個人商店が大手流通業者に圧勝。
発想の転換の勝利。

何はともあれ、元気な零細企業を見ると、うれしくなってくる。