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新しい国際学校

ついこの前がっくりした気持ちでブログを書いたら、昨日の夜緊急連絡があって、今日朝一番で区の書記との面談の話が舞い込んだ。

去年領事館から提出された嘆願書の内容が、省・市政府の全人代でも取り上げられて、前向き検討されている情報は聞いていた。
この時は、あくまでも「頑張ってますよ」という回答だけと思って、話半分に受け止めていた。

今年に入ってすぐに、地方新聞上で政府発表として、国際学校設立の公布があった。
この時点でも「少しは考えているかな?」程度にしか思っていなかったのだが、話が急展開し始めた。

面談の連絡が入ってきた昨晩の時点でも、「新聞発表の念押し」位にしか考えていなかったのだが、実際に面談で内容を聞いてみると、本格的に政府プロジェクトとして、動き出しているようである。

話の内容では、前々から外国人に対する医療・教育面の充実を図っていたらしいが、今回領事館からの嘆願書が後押しをして、急ピッチで作業が進んでいるようである。

最も、嘆願書を出さなくても、進む話だったのだが、嘆願書が提出されたことにより、内々で進めていた話を相手に恩着せがましく、
「あなたたちの意見を反映してこんなに私たちは頑張っています。」
と上手い具合にアピールされているような気もするが、、、
裏読みのしすぎか?

前回の面談は、政府・教育委員会のトップの人間。
今回の面談は、実務者レベルの会見。前回と違って「建前&臭いものに蓋をする。」ような言い回しは少なく、具体的な内容の話がどんどん飛び出してくる。
今回は、間違えなく先に何か形が見えるような話し合いになった。

ともあれ、嘆願書を提出したことにより、内々で進めていた話を公のメディアに公開したり、日本人代表を集めて面談したり。
メンツを重んじる中国人が後に引けない状況にまで、追い込んだ意義は十分にあったと思う。

但し、やっと嘆願書の内容を相手が受け止めてくれた段階。
スタートラインに立つことができた。
これからどんどん忙しくなるにちがいない。
でも、今迄やってきたことは、相手が首を縦に振ってくれるかどうか?答えが見えない中を手探りで歩いてきた状態。
スタートラインに立ってしまえば、それがどんなに遠くても、必ずゴールがあるはず。ゴールが見えない所にあったとしても、一歩前に進めば絶対にゴールに一歩分近づける。方向修正を強いられることがあっても、ゴールが無くなることはないはず。

頑張ればみんなが助けてくれる。
大勢の協力があれば何かができる。
そんなことを実感した一日。