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ニュースから

景気失速の警戒強まる 中国http://sankei.jp.msn.com:80/world/china/080720/chn0807202031004-n1.htm

人件費問題はうちの会社でも頭が痛い部分。
元々南方に委託加工を出していた物も、最近は委託相手が商売替えをしてしまい、委託を受けてくれなくなった。
今年に入ってから、以前から少しづつ仕事を出していた東北地方の会社に委託をシフトして、最近なんとか動くようになってきた。
多分、この手の労働集約型製造業は、これからどんどん東北地方にシフトしてくるに違いない。

住宅バブルについては、ここ瀋陽ではまだあまり表面化していないようである。
但し、近い将来必ず訪れるような気がする。
それよりも、瀋陽では、自動車バブルの崩壊が始まっている。
「中華」を製造しているブリリアントオートが、最近極端な投げ売りを始めた。
中華2drスポーツクーペが 6万元。
中華4drセダンが 7万元 +2万元のガソリン券付。実質5万元。
共に、日本メーカー製エンジン&トランスミッションを搭載しているのだが、このパーツだけでも3.5万元はするはず。じゃあその他のコストは、、、
今迄15万元程で売っていた車なので、完全な赤字販売のはず。

政府の金融引き締めと、銀行への返済。
膨大な設備投資をして満を持して、ヨーロッパ向け輸出を計画し、2度も転けたブリリアントオートが、現在窮地に立っていることは火を見るよりも明らか。
なりふり構わず、現金回収しているような気がする。

自動車バブルというよりも、見栄はり企業に対する融資監査。人治社会から来る融資監査。このあたりの金融バブルの崩壊の片鱗があちこちに見え隠れしているような気がしてしょうがない。

うちは小さな会社で、現金商売以外できない実力だし、そういう体制を作ってきている。
日本のバブル崩壊と、中国バブル崩壊の一番の差は、中国はバブルのうまみが全土に行き渡っていない点。
国土が広すぎることと、期間が短すぎること。
今バブル絶頂期でも、奥地に入ってゆけば、まだまだ世界基準の個人所得に達していない。
個人的には、製造をする上では中国バブル崩壊もあまり怖くない。と見ている。のだが、、、