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粉ミルク

中国の粉ミルクでメラミンが検出。えらい騒ぎになっている。

古来伝統のやり方。
この問題の源流は、2000年頃に発生した粉ミルク事件に起因していると思う。
2000年頃に発生した粉ミルク事件とは、当時販売されていた粉ミルクのタンパク質含有量が少なく、栄養の少ない粉ミルクを摂取し続けた乳児の頭が肥大化する。という事件。
ウチの上の子が99年産まれ。その時は粉ミルクで育てていたので、このニュースに関心を持っていた。

前回は、タンパク質含有量不足で問題が発生したので、今回はデータ上で、辻褄を合わせるためにメラミン混入。
何をやってんだか、、、

以前は、米に重量増しの目的で、小さな石が混ぜられていたし、その後石だと見た目で分かるので、小さくすりつぶしたガラス片に変わった。
規制すればするだけ、だんだん悪質化の一途をたどっている。

4半世紀ほど昔になるが、当時ウチの会社では、台湾経由で中国製染料を輸入していた。染料濃度の基準として、分光分析の結果を取り入れていたのだが、、、実際に染めてみるとやけに濃度が薄い???
分析の結果、非常に細かくすりつぶしたガラス片と、コーンスターチらしき粉末が混入されていた。

その他聞いた話では、ウナギを輸入するときの基準で、日本側は一匹500g(?)平均の物が欲しいので、「10匹一箱5Kg程度」と言う基準を決めたところ、1Kg/匹の物・100g/匹の物、取り混ぜて10匹一箱5Kgの商品が納入されたらしい。

要するに中国で基準を決めても、禅問答をしているにすぎない結果になる。基準を決めれば決めるほど、考えられないような新しい裏技を次々と繰り出してくる。

で、ウチの商売の現状というと、、、
委託加工に出している業者とは"あうんの呼吸"。
1を話して10を知る。相手と仕事をやっているので、この点非常に恵まれている。
なぜこんなに良い業者と仕事ができているのか?
言ってみればウチの企業秘密。なのだが、、、、
ごく簡単なことをやっているだけ。
「アホと付き合わない。」それだけ。
長年、さんざんいろんなアホを含む多数の業者と付き合って、トーナメントで篩い分けをした結果残ったところに、十分な利益配分をして、協力してもらっていると言うだけの結果。

未だに、アホに引っかかることもあるし、本人的には全然進歩していないのだが、、、
極端に、信頼できるところだけに絞って保守的に回ると、企業として発展しないので、痛し痒しである。

と言うことで、ある意味ハングリー精神旺盛な、儲けを出すために手段を選ばない中国人と日々やり合っていると、不必要な労力の消費も大きいが、自分自身反省することや、教えられることも何かと多い。