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燃圧レギュレター

ヘッドのパルプ周りをいじる前に、確認が必要だったのは燃圧。

初期の段階から、燃圧については疑いを持っていたが、パーツの問題でずっと手つかず。パーツリストに載っていないパーツだったから。
というのは、パーツリスト・整備書には、燃圧レギュレターはエンジンルーム内の燃料ギャラリーの末端に取り付けられている。
対してウチの車はインタンク式。

やっとの事でパーツを入手。それもレギュレター単体ではパーツが出ずに、ポンプを除くタンク内部品アッセンプリー供給。210元也。
アッセンプリーから、レギュレターとゴム配管のみを取り外して移植。

このレギュレター変わった構造でフィルターが付いている。
エンジン側レギュレター
ストレーナー→ポンプ→フィルター→レギュレター→インジェクター
インタンク式レギュレター
ストレーナー→ポンプ→レギュレター→フィルター→インジェクター
フィルターとレギュレターの位置関係がひっくり返っている対策として、レギュレターにフィルターが追加されているようだ。

で、このレギュレターのフィルターが詰まると、、、リターン側にガソリンが流れない。・・つまりポンプの吐出圧力がそのままインジェクターに印加される。結果として超燃料リッチ状態。

取り外したレギュレターを見てみると正にこの状態。
おまけに、燃料ポンプ-レギュレター間の配管にも緩みがあった。

最近の車はインタンク式レギュレターの採用が増えているらしい。
リターン配管が無くなりパーツ点数も減れば、トラブルも少ないし、省コスト。
メインの燃料ホースに掛かる圧力も低くなり、もしもの時の安全性も高まる。

ノンターボで、Dジェトロ制御にすることで、「インマニの負圧に関係なく燃圧は一定」という判断だと思う。
今回買って来たレギュレターには、なぜか負圧制御タイプになっている。インタンク式だから当然ここの配管は解放。いらない物なら付けないで欲しかった。

結果Dジェトロ制御がもたらす恩恵で、インタンク式レギュレターが採用できて良い事ずくめ。

ちょっと待て。ガソリンの質が悪かった(今でも良いとはいえない)10年前の中国で、この方式を採用するには、無理があり過ぎなのでは?