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ニュースから

中国人裕福層は福の神?
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090809/chn0908091801002-n1.htm

今日本は中国からの観光客をあてにして経済を盛りたてようとしている。らしい。

この前日本に帰った時に、しみじみと実感した。
飛行機は満席。日本出国時の免税店も中国人で溢れかえっていた。

免税店で多くの中国人が買っているものは?
何と中国たばこ「中華」「大熊猫」。
中国国内では、これらの高級たばこ(大熊猫は何と18000円/カートン)は偽物が溢れている。
町中で本物に巡り合えることはまずない。
そこに目を付けたのが日本の免税店。
 「日本で偽物が売られているはずがない。」
という中国人の心理を"グワッ"と鷲掴みにした巧妙な戦術。
市場調査・傾向のリサーチの勝利。

ニュースの中で、「メード・イン・ジャパン」という言葉を使っているが、これが全てではないと思う。
基本的には、中国人が日本に期待しているのは、
「誠実さ」「真面目さ」
もっと言えば、
「懐の金を有効に使う。」
偽物を掴まされる。イコール損させられる。
という思考回路。

別にこれは、中国人に限ったことではなく、世界各国共通。
逆にいえば、本物に見える安いイミテーションを欲しがるのも世界各国共通。
但し、安物イミテーションを定価で買わされると、、これは大損。

けれども、、、
今の中国の裕福層は、なぜ裕福なのかというと、
消費財・耐久財を問わず、偽物を高い価格で売りつけて、暴利を貪っている。全てが全てとは言わないが、、、
その他にも政府の景気対策予算の100兆円の行き先。結局ほとんどはパクリ込み、、になると思う。

この先、どれだけ中国の裕福層が持ちこたえられるのか?

日本の製造業がコスト面で、中国に拠点を移したのと同様に、
中国の消費者が"誠実さ"を求めて、中国から日本にシフトすると、、
中国の裕福層の生き延びる道は? 中近東・アフリカに活路を見いだせるか?

最近見ているドラマ「帝王」これはあまりにも単純すぎるが、
最終的には、商売をやっていくうえで、1次2次3次どの産業にかかわらず、誠実さ・真面目さは最大の武器になるのでは?
だとすると、今まで通りの日本では問題がないとしても、今の日本は世界で生き残れるのか?

これから5年日本の底力が世界で評価される時代に入ったような気がする。