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エコカー

マツダ東京モーターショーハイブリッド車に匹敵する技術を披露
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090929/biz0909291346005-n1.htm

このブログでも何回か書いたことがあるが、個人的に究極のエコカーは、軽自動車だと思っている。(内燃機関ではという限定で)

日本の技術は、時として行き過ぎているような気がしてならない。
だいぶ以前に流行った4WS。後輪を定速では逆相異・高速では同相異にして走行安定性を高める技術。結局の所HI-CAS等の技術は廃れてしまった。

小手先だけの耳障りの良い先進技術は、基本設計&作り込みの良い技術には歯が立たなかった。

今のHV車って言うのもこの歴史を辿るような気がする。
結局の所、バッテリーの重量&交換コストを考えると、所詮耳障りの良い小手先だけの先進技術のような気がする。

マツダの取り組みはとても評価できる。
個人的には、ディーゼルが今後もっと伸びても良いような気がする。
一時期乗用車小型ディーゼル車が、流行った時期があったが、所詮は当時の産業用ディーゼルを無理矢理小型化して乗用車に載せただけ。

エンジンで一番大きいのは熱損失。ガソリンエンジンディーゼルに比べると燃焼の熱エネルギーが有効に使えない。ディーゼルガソリンエンジンに比べて強制点火が出来ない分制御がどちらかといえば、行き当たりばったり。

ディーゼルエンジンをずっと見てきて、大きく進歩したのは2点。
・ラッシュアジャスターの採用
機械加工が進歩して、燃焼室形状・インテークを各気筒均一にして、インマニ形状も研究されて均等に空気を送り込むことが可能になっても、結局の所不確かなバルブリフト量によっておこる吸気ムラを解消することが出来なかった。ラッシュアジャスターは救世主。
・コモンレールの採用
昔のエンジンは機械式プランジャーによる無理矢理の燃料押し込み以外に方法がなかったが、正確な電子制御が可能になった。

昔と比べて、材料も飛躍的に良くなっているので、リッター以下の排気量のディーゼルエンジンも製造可能なような気がする。
エンジンヘッド内に高圧のコモンレールを鋳造で組み込んで、副燃焼室上部へ直接サイドフィード型インジェクションを組み込めば、良い感じのエンジンになりそうな気がする。
エンジンブロックはアルミ鋳造で、アルファロメオ式にフロート式のセラミックシリンダーライナー。
こんな夢みたいなエンジンが搭載されれば、結構喜んで買ってしまうかも、、、

結局エコカーはハイブリッドの過渡期を経て、高効率内燃機関か、完全電動自動車の2者択一の方向に向かうような気がする。