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ニュースから

トラぶる中国の海外資源開発 現地の習慣や法律を重視せず
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091021/chn0910212037004-n1.htm

多分これは非常に多いと思う。
記事中には、
中国企業側の幹部たちの配慮や知識の不足からの地元社会の文化、民族、社会、宗教などの実情に十分な注意を払わなかったことが主要因となった」
とあるが、これはきっとオブラートに包んだ表現。

全て理解した上で確信犯的にやっていること。
中国の原動力・経済発展の基礎は、良くも悪くも一党独裁主義。
作業効率UPのために従業員の過労死も厭わなかった、日本の経済成長期にもいえること。
利益追求のためには、目的達成のために手段を選ばない。この辺りの妥協点をどこに持ってくるかが、落としどころではあるのだが、、

中国に進出している韓国企業もこの傾向が強いような気がする。
ある面では、韓国人は中国国内で非常に嫌われている理由がここ。

一方、欧米企業では中国現地法人は、現地スタッフに権限を与えて国情に併せた経営を行っているようにも見える。
別の見方をすると、完全に投資目的。
中国の企業に投資をして利ザヤを稼ぐより、もう一歩進んで財政面まで管理して自分が持ち出せる現金をコントロールするやり方。
一部の韓国企業も、この方式を採用している。

日本企業は?色々と付き合いがあるので、内情をよく知っているからかもしれないが、各種各様あるように見える。
ひいき目かもしれないが、遵法意識、文化・習慣重視の意識が高いように見える。
これも日本人の資質がそうさせる、というよりも後進国が世界各地で、摩擦を起こした結果を踏まえての、保身術なのかもしれない。
もっと言えば、敗戦国であるが故の卑屈な処世術?

現在各国からセーフガードを掛けられ、パッシングを浴びている中国の実情は、昔の日米貿易摩擦時代の再来。


日本がバブル時期有り余る外貨に物を言わせ、アメリカの不動産を買い漁り挙げ句の果てにはバブル崩壊。結局海外の不動産を安値で元の鞘に売却。結局はアメリカがその利ザヤを丸儲け。アメリカにすればこんなオイシい商売はcome come everybody。これが無くなったおかげでアメリカの収入が激減。
次に来るカモは? やっぱり中国でしょう。苦しい時にIBMを買い取って貰い、世界的に景気が浮上したときには安値で買い戻す。GMもさぞかし買って貰いたいと思っているに違いない。
景気低迷期の苦しい間名前を持続してもらうために企業を移籍。
中国のバブルが崩壊せずに企業を手放さなかったら?
元切り上げorドル切り下げの強攻策で、安値買い取り。

ニュースを読んで感じた、自分勝手な妄想の経済戦争。