お気軽海外生活

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アクセル全開

レクサスのカーペット&アクセルペダル位置による、暴走事故が話題になっているが、、、

昔は、、、(最近こんな話が多いような気が?)
車種専用カーペットもなかったし、アクセルペダルもオルガン式(下が床に固定されてるペダル)も多く、特にトラックなんかはアクセルペダルの上にカーペットを敷いているなんてことも、ごく普通にあったような気がするのだが、、、

ゴム素材のカーペットから絨毯風のカーペットに移行した頃、冬場アクセルの上に敷いたカーペットが暴走事故を引き起こしたことがあったと記憶している。
具体的には、車内に靴が雪を持ち込んで運転。走行中の暖房で溶けて水になる。夜の間にカーペットにしみこんだ水が凍る。翌朝アクセルを踏んだ状態で凍り付いている。エンジンを掛ける。アクセル半開きの状態でPレンジからDレンジに変速。 →車暴走。
このときは、雪上での急発進だったので、ホイールスピンで車自体は余りスピードが出ず、横滑りして隣の車にゴツン。
死亡事故につながったという話は聞いてないような気がする。

自分自身も以前に経験あり。
インテークのホースを取り外した際に、何となくホースバンドの締め位置を変更してみたくなり、、、、結果はホースバンドの締め付けねじ部分がスロットルに引っかかり、アクセルを開けた時には締め付けねじを引っかかりながらも向こう側へ行った物の、スプリングの力だけでは戻ってこなかった。
それも、アクセル開度40%位の位置で、、、
一瞬焦った物の、キーオフと同時にクラッチを切って事なきを得た。

クラッチが付いているから、エンジンが回っても暴走は食い止められるし、キーオフすればエンジンが回らなくなるので暴走はしない。

で今度のレクサス。
エンジンを止めるにはボタンを3秒以上押さなければならない?
ATだからクラッチがない?
そら、走るには便利かもしれないが、緊急停止しにくい構造というのは疑問が残る。

確か中島悟が、F1ロータスのドライバーテストを受けた時、直線全開でスロットルがアイシングをおこして暴走しても、安全に停車させたのが採用決定の理由だったとか、、聞いたことがある。

結局車は止まってなんぼのモン。一般車両にF1ドライバー並みの技量を求めるわけにはいかないから、メーカーには基本に忠実な車作りをして欲しい。

結局のところは、最新の(広告効果のある)デバイス満載で、ドライバーをないがしろにした車作りが引き起こした、人災のような気がする。
この事故でなくなった方には、心からのご冥福をお祈りいたします。