自転車でトレーニングをするに当たって
基本的に、自転車は楽に移動できる道具のため、今まで歩いていた部分を自転車に置き換えると、かえって運動不足になるのは当然。
自転車は非常に特殊な「座ってするスポーツ」
自転車以外で座ってするスポーツは、ハンディキャップスポーツの、車椅子○○くらいしか思い浮かばない。
座ってすることにより、足首・膝・股関節に掛かる負担が軽減するので、長時間続けることができる。場合によってはロングライドで12時間18時間なんて事も可能。実際自転車でツーリングをしていると毎日12時間以上サドルの上で過ごして、何日も走り続けることも、自転車乗りにしてみればごく普通の出来事。
他のスポーツだと登山くらいだろうか?
自転車は大別すれば有酸素運動。
この有酸素運動を長時間にわたって続けるとどうなるか?
結果痩せない!!
???偉い学者先生が言っているので間違えないはず。
負荷の低い運動を長時間続けることによって、生命を維持するために、体は必要最小限以外の筋肉を落として、長時間動き続けられるように脂肪を蓄えるようになる。
筋肉は必要量以上の量は、体の基礎代謝を無駄に消費するだけの邪魔者。
脂肪は飢餓状態であっても生命維持に必要な血糖値を維持するために、必要不可欠な物質。
従って、ダイエットしようとストイックに自転車に長時間しがみついて汗を流すことは、
ある程度までの体脂肪を落とすには効果があるが、
それ以上は筋肉が落ちて脂肪だけが残る、だらしない体を作る効果しか無い。
と言うことらしい。
自転車に乗るのが馬鹿らしくなる「学者先生」のお話である。
でも実際は、そうでもないような気がするのだが、、、、
以下は、学者先生じゃない自分の意見。
「座ってするスポーツ」
体の重心を安定/移動させるためには、
一般のスポーツであれば体の中で一番大きな筋肉群である大腿四頭筋を使う事ができる。大きな筋肉群を使う事により、そのごく一部の力を発動すれば事足りる。
座ってするスポーツでは、大腿四頭筋を重心の安定/移動に活用することができない。その代わりにインナーマッスルをフル動員して自転車のバランスをとる必要がある。
実際に自転車でスタンディング(足を地面に着かずその場で立っている状態)をする場合も、サドルから腰を浮かして太ももの筋肉を使った方が数倍安定する。
普段はなかなか鍛えることができないが、健康を維持するために必要なインナーマッスルを簡単に有効に鍛えるには、自転車はなかなか優秀なスポーツのような気がする。
その他色々学者先生の意見にたてつきたい部分があるが、長くなるので続きは又次回、