あちこちのホームページを見てると最近「サドル沼」と言う言葉をよく見かけます。自分の尻に合うサドルを探し求める為に色々なサドルを試してみる事らしい。
昔なら、、、
「尻が痛い?」「んなもん、ケツの皮10枚も剥けたら大丈夫。」
と一喝されて終わり。
今時そんな事言ってたら、
せっかく自転車に乗り始めたご新規を逃がすわ、じゃあこちらのお尻に優しいサドルをお試し下さい。と美味しい商機を逃してしまうetc、、
大人の事情が絡んできますからね、、
ケツの皮10枚は、大人気な言い方としても、当たらずとも遠からず。
子供の頃、鉄棒や雲梯で手の豆潰して、治ったらまた別の所の豆が潰れて、、
繰り返していくうちにタコになって、びくともしない丈夫な手が仕上がってくるのと同じですね。
自転車の場合は、ポジション、乗り方によって、お尻に掛かる負担も変わってくるので、ケツの皮が丈夫になる以外にも色々な要因があると思います。
最近の流行は、軽い負荷のギヤーで高回転を維持するみたいなので、昔みたいに重いギヤーで足の方に体重が分散しない。という条件もあるのか、昔よりお尻に掛かる負担が大きいのかも知れません。
現在販売されているサドルであれば、作りが良いので乗り心地は良いのでは?と思います。
超軽量カーボンサドルとか、大昔の競輪で使われていたフジタ革プロフェッショナル(だったかな?)でない限りは五十歩百歩?
でも実際に「6つめのサドルでようやく自分に合う物が見つかった!!」と言う方も居られるようですが、6つのサドルを試している間の走り込みや経験が、尻痛の解消になったんじゃないでしょうか?
実際はサドルじゃなくて、自分の努力によって痛みを克服した。と、、
案外2つめのサドルに戻してみても、痛くなかったりして、、、
尻の痛みについては、あまり言われていない事ですが、
「尻ペタにエクボを意識して」「尻の穴をすぼめて」のると良いような気がします。
要するに「サドルにベタ座りしない」
尻の割れ目からもう少し前に掛けて、サドルの細い部分を食い込ませるのではなく、尻の骨をサドルの広い部分に着地させて、内ももでサドル先端を挟み込む感じにすると、楽に走れるような気がします。
ハンドルを引いて激漕ぎする時は、尻が前方に移動して尻の割れ目にサドルの先端部分がブッ刺さりますが、時間も短いし、ガンガン足に体重が載っているので、あまり問題にはならないと思います。
つらつらと好き勝手に書いてみましたが、自転車の尻痛で悩む人がこの世から一人でも少なくなりますように。