現在色々なフレーム素材が市場に出回っています。
クロモリ、アルミ、チタン、非金属ならカーボン、竹(?)。
個人的にフレームって、アライメントが大切だと思っています。
○○アングル△△度と言うことも、まぁそうですが、何よりも左右のバランス。
具体的には、前三角の平行度、後ろ三角とフォークのセンター等。
フレームのアライメントは、素人レベルですが無い知恵絞って、色々頑張って測定してあれやこれやと、、、、要するに遊んでます。
フレーム測定方法として、フレームを裸にした状態で、水糸、錘、水準器、ノギス、金尺等々、手元にある物を総動員して試行錯誤しています。
今回 チャララ~ン 「レーザー墨出し器」 買っちゃいました。
点、水平線、垂直線、水平/垂直線、短い垂直(?)が使える簡易型。
たかだか遊びのフレームアライメント測定ごときに、大げさな機械を、、
「結構安かったので ポチッとな」
安くてもそこそこ使える。 ここ重要! 大変重要!!
中国は日本と比べて、やることが早い。
中国企業では、企画から開発、試作、市場投入までの期間が、日本企業のそれと比べて非常に速い。とよく言われています。
例えば試作品を作る際の金型。
中国では、金型の値段はピンキリ。試作品を作る時には、安っすい金型を使えば、驚く程安い。日本の金型の値段相場からすると、一桁どころか二桁安い。
箸にも棒にもかからない安物品質かというと、これが以外とそうでもないのです。
問題が無いとは言い切れないが、試作品を作る程度ではなんとかなる程度ですが、、
そう
「安くてもそこそこ使える」
このコストであれば、気兼ねなくバンバン試作品を作って何種類もの評価が可能です。
平面上で新製品評価をしようとしても、専門的知識のある人でないと、評価ができません。また細かな部分を煮詰める作業も膨大なデータが必要になります。
これが、安い値段で金型が作れると、数パターンの3D評価品を作ることかできます。当然開発期間も短縮されます。
ある意味産業の裾野という意味では、この裾野が中国の商機をスピーディーに捕まえに行く地盤をしっかりと築いていると思えます。
本格製造になればキッチリとした金型を使えば問題ありません。
キッチリとしたと言ってもそこは中国。金型の持ちは日本の金型には及びません。
でも、寿命半分で価格1/3ならコストパフォーマンス的には抜群です。
慣れた手つきでCADで設計して、そこそこの工作機械も使っているので、新品の時は、
「問題なく使える」
問題は、ある程度使った後。
金型の保全に限っては、CADも工作機械も出番がありません。職人技です。
これがダメダメなので、きっぱりと寿命と割り切って考えた物勝ちです。
ここに又、中国ならではの裏事情が存在し、一流メーカー/先発メーカーが寿命と判断して廃棄する金型を横流しして、後発メーカーがちょっとマズイ金型を使って、格安のそこそこ使える商品が市場投入されます。
中々奥の深い中国事情でした。
??? 話が横道にそれて長くなったので、続きは又後ほど、、、、