ディレーラーがスパスパ決まる調整方法のご紹介です。
調整というよりは、調整前の準備です。
フロントディレーラーの調整ネジ。これのネジを締めたり緩めたりして、ディレーラーの可動範囲を調整する。当たり前ですね。
ちょっと待って下さい。本当にこのネジを締めたり緩めたりすると、ネジの動きにリニアにディレーラーの位置が変化すると思っていませんか?
ノーノー。実はネジとディレーラーの動きは正確に同調していません。
ネジの先端をよく見て下さい。処理が甘い!!
これがどう影響するかというと、
ちょっと極端な図解ですが、こんな動きになることがあります。
こんな動きをされたら、微妙な調整が台無しです。
でどうするかというと、、、
右側がノーマルのネジ、左が加工済みのネジです。頭を綺麗に丸めます。
これで、ネジの動きにリニアにディレーラーが反応して動いてくれるようになります。
今まで、微妙なところでセッティング決まらずにイライラしていたのが、アホらしくなるくらいバッチリと調整が決まるようになります。
実はシマノさんもこれについては、気付いているみたいで、場所によってはキッチリ頭を丸めたネジを採用しています。
サイドプルブレーキのセンター調整ネジです。
こちらのネジは理想的な形をしています。
シマノさんディレーラーについては、わかってて手を抜いていますね。
確信犯です。
以上は5800系の105のネジです。
トップモデルのデュラなんかはどうなっているんでしょうか?
以上重箱の隅を突くような小ネタのご紹介でした。