最近のドラマで「新しい大様」を楽しみに見ています。
「あぁ、自分が漫然と思っていたことは、これなんだな。」と各所で思わしてくれます。
「受け売り」
一般的には「それどうせ誰かの受け売りちゃうのん?」と馬鹿にされる対象ですが、
「受け売りを否定すれば、今の学校教育の全てを否定することになるのでは?」
極端に言えば、ノーベル賞を受賞される新しい研究発表以外は、全て誰かの受け売り。
これとて、誰かからの膨大な「受け売り」の上に成り立っている氷山の一角。
と思えてしまいます。
これまで受けた教育の中で"これは"と思ったのは、
授業中の板書で、敢えて間違った記載をする先生です。
その部分がテストに出題されて、
空欄 ±0点
板書のまま回答 -○点
自分で気付いて訂正して回答 +○点
学年始まりで説明されました。
授業中も、テスト前も気が抜けませんでした。
よっぽど根性の悪い先生だったとも言えますが、「勉強するとは何か」「習うとは」「学習するとは」「研究とは」「生き方とは」・・・
様々な問題提起をしていただきました。
当時は、めんどくせー、、と思っていましたが、
年を重ねる毎に、色々な場面で経験を重ねる毎に、身近な問題として、考えられるようになってきました。
この方法は、受験勉強にとっては、最もやってはいけない邪魔になる、排除すべき方法であると思いますが、社会に出てからは、一転して大変重要な勉強方法ではないかと思います。
あくまでも「勉強方法」であって、「生き方」では無いと思いますが、、
人生死ぬまで勉強。
生活、仕事、人間関係。全てに於いて「受け売り」と「自分で検証」の比率を考えていくことになると思います。