ステムの修正で解決する可能性があります。
ガタが出なくなる程度に締め付けると、回転が渋くなる。
分解グリスアップしても今一、、
新車なのにこのヘッド小物ハズレ?
色々悩んだ末に、ヘッド小物の傾きが気になったので、、、一番に疑ったのが、ヘッドチューブの平行度。しかし器材の関係もあり個人で解決は無理。
ステムに疑いの目を向けてみました。結果としては、これが正解。
写真で見ると、余り問題はなさそうですが、現物を見るとステムの端は結構波打っています。
素人の持っている器材では、これくらいしか方法はありませんが
「器材のハンディは知恵と根性で補う」
のDIY精神で乗り切ります。
少し削ると高いところと低いところがハッキリと見えてきます。
フォークコラムを削らないように注意しながら、大胆に削っていきます。
スタファンナットで固定している場合は、新車の時は、フォークコラムも直角が出ていないこともあります。
この場合は、コラムとステムの固定角を120°ずつずらしながら、両方を平らに仕上げていきます。
片面が修正できたら、反対側も同様に面の修正をします。
ステムの面の修正が完了したら、トップキャップボルトを締めてヘッドのガタ調整を行います。
ステムの面を修正して、どれ位の効果があるかについて、検証してみました。
メーター式トルクレンチを使用して、ガタが無くなるトップキャップボルトの締め付けトルクを測定したところ、
・ステム修正前 1.8~2.2
・ステム修正後 0.9~1.2
手の感覚でも明らかに軽いトルクで、ガタが取れるようになりました。
但し、実際に運用するにあたって、ガタが取れたギリギリの締め付けトルクでは、2週間程度でガタが発生します。
整備中にガタが取れても、実際の運用上は、トップキャップボルトのある程度の締め付けトルクは必要となります。
実走行でどの位のアドバンテージが得られるかは不明ですが、数値的には相当の向上が見られるので、気分的なアドバンテージは、100%UPと言うところでしょうか?
気持ち良く走れるのであれば、細々と手を入れてみるのもありかと思います。