ここ最近話題になっているニュース
「札幌タイヤ脱落事故は"違法改造車"日常的に改造する容疑者の姿」
これ悪いのは、違法改造ではなく、運行前点検の不備。ではないでしょうか?
教習所で教えられる「運行前点検」法律的には、
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自動車の使用者は、道路運送車両法第47条の2の日常点検整備及び第48条の定期点検整備とあわせ、自動車製作者等の提供する点検及び整備に関する情報等も参考として、自動車の点検をし、及び必要に応じて整備を行うことにより、自動車を保安基準に適合するように維持する義務があります。
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タイヤがもげる、ホイールナットが緩んでいるのは、「自動車の使用者による日常整備点検」ができていない。事が原因です。
運転者は日常整備点検をする義務があるのですが、これを実際にやっている個人オーナーはどのくらいいるのでしょうか?
毎日走る車は日々、時々に状態が変わるので、2年に一度の車検だけで、整備工場が安全を担保するのは絶対に無理で、無理な部分は、自動車の所有者なり運転者に丸投げしてしまおう。という意図が見え見えの法律ですね。
自分が死にたくないので、自分の車を自分で点検するのは、当然なのですが、、、
これやり始めると、整備工場の商売上がったりになることは目に見えています。
一方、
「自分で自分の車を修理できる『修理権』の新法がアメリカで成立」
2020年のことです。
これ本当に整備工場の仕事がなくなってしまいます。
でも、整備不良による事故の賠償は自分の責任。そのために保険を掛けるのですが、日本の現状では、自分で整備した車が起こした事故に対しては、保険屋さんが保険金を出し渋るでしょうね。
もっと、整備工場に点検を丸投げしていても、もし整備不良で事故が起こった場合、運転者の「日常整備点検」の過失を突っ込まれてしまうのでしょうね。
結局、
・整備工場は整備不良が発生しても、運転者の点検不足
・自分で整備して事故が発生すれば、運転者の整備不良
どちらに転んでも、運転者の落ち度。という当たり前の結論に落ち着きます。
当然といえば、当然ですが、、、
この部分をうまく利用したのが、ビッグモーターの悪の所業。
業界団体が自己を守るために「修理権」を認めさせないために、今回の事故を大きく報じている。
とついつい勘ぐってしまいます。 考えすぎでしょうか?
不法改造車を叩くのと同時に、車に気を使わずに乗りっぱなしにしている一般オーナーも、何らかの制約を受けても良いのではないかと思います。