自動車自動運転方面の技術開発が盛んのようです。
個人的に、自動車はアンプだと思っています。
足のつま先のほんの少しの力を、ガソリンの力を用いて何十馬力にも増幅させてタイヤを通じて地面に伝える。これが自動車の本来の姿。
ドライバーの意図を正確に増幅させる。無駄な制御を加えず、入力をピュアーに増幅して出力させる。これが正しい自動車の姿だと思っています。
だからこそ、事故を起こした場合はその全ての社会的責任をドライバーが負う。運転免許制度とは、そういう物だと思っています。
もしその責任を自ら負うことを回避するのであれば、公共の交通機関を領する、タクシーに乗る、お抱え運転手付きの自動車で移動する。
このような代替え方法を選択する必要があると思います。
翻って、自動車の自動運転は?
ドライバーは免許証を持って運転席に座っている限り、その自動車が自動運転中であっても、起こした事故も全て運転者がケツを拭かなくてはならないのでしょうか? もしこの自動運転システムに不備があったとしても?
現在この部分の法的整備は、どうなっているんでしょうか?
実際の運転で、私はオートマチック車の場合、左足でブレーキを踏んでいます。
オートマチック車はマニュアル車と違って、アクセルを離してもエンジンブレーキが十分に効かず、足を離した一瞬スッと加速するような感覚が嫌いで、すぐにブレーキが踏めるように左足ブレーキを使っています。
オートマチックにしたことにより、運転は非常に楽になった事とは裏腹に、ほんの一瞬の減速を犠牲にしています。
この程度のことですが、実際事故が起こった場合「数センチ差でぶつかった」「数センチ差が軽傷と重傷を分けた」事が発生しないとも言い切れません。
実際、自動ブレーキ実装車の試乗中に、車が障害物にぶつかり試乗中のお客さんと販売店の営業マンが軽傷を負ったと言う事件も発生しています。
この先運転支援システム、自動運転システムの車が世に放たれた時、そして事故が発生した時、勝手に走り回っている車に乗せられている運転者がその責任を負うのかどうか? ・・・すべてに於いてこの世に完璧は存在しないのだから、、、
当分の間、自動運転技術と、それを取り巻く法整備から目が離せません。