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ブレーキあれこれ

最近ディスクブレーキの波がロードにも押し寄せているようで、、、
今年のサイクルモードで最新の自転車にも乗らせて貰いました。

油圧のディスクブレーキが、ともかくスゴい!!
軽いブレーキタッチと、レスポンス。 リニアに立ち上がる制動力。正に究極のブレーキシステムの一歩手前。という感じがします。

あと一歩については「効き過ぎる」
ロードのタイヤは、23Cとか25C。受け止めることのできるブレーキング力はたかが知れているので、特に後ろは強く引けばすぐにロック。但しコントロール性が良いので、ロックさせた後のグリップ復帰からのコントロールは抜群ですね。
現在主流のローター径は120mm(でしょうか?勉強不足です)、これを3割程度小径にした方が、相性が良いような印象を受けました。もしくはタイヤを28Cとか32C位にするとか、、、これはロードの軽快性が失われるので却下ですね。

前輪ディスクブレーキは凶暴です。試乗の際に急ブレーキを掛ける状況があったのですが、上り坂であっても簡単にジャックナイフする制動力でした。コントロールの良さで落車は免れましたが、凶暴すぎですね。
但し乗ってる私がデブなのか、車体の剛性の問題か、ジャックナイフ中の挙動は大変不安定でした。フロントフォーク、ヘッド廻りの剛性はMTB並に上げた車体で無いとないと、下りの突っ込みではブレーキを当てながらのコーナーリングは怖いかと思います。

コーナーリング中の当てブレーキについては、リムブレーキと異次元の安定性です。
ブレーキシューの当たり面を、コーナーリング中に常時変形を繰り返しているリム面と切り離すことで、車体を倒した状態でも不安無くブレーキを当てることができます。

この件については不案内なのですが、何種類か試乗させていただいたディスクブレーキ装着車全てハイスピードの下りでハンドルが流れるような気がしました。

個人の結論として「現在の状態のディスクブレーキ仕様のロードが欲しいか?」と聞かれると答えはNOです。
理由は「ブレーキが効き過ぎるから」長距離を走って疲れた時に、反射的にブレーキを引いた時に、後輪ロックはなんとかなるとして、前輪の効き過ぎによる前転回避の自信がありません。
油圧ディスクで、ABS装着の前輪、小径ディスクの後輪。この仕様になれば断然欲しくなります。

昔仕様のランドナー、キャンピング車に最新の油圧ディスク装備は魅力的ですね。
この手のフレームアライメントであれば、簡単に前転することも無く、雨に立ち向かい突き進む自転車には、油圧ディスクが最適ですね。
落車した時や、バック類との干渉によるブレーキホースの出先での整備性には少し不安がありますが、、、、