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アホなニュース

最近中国を取り上げたニースで、アホな記事が増えてるような気がする。

中国では「偽札」がATMから出てくる! 日本ではそんなことあるのか?

中国にはほんとに偽札が多い。
日本では考えられない事だが、中国では日常。

これがどこから流入してくるかというと、給与と言われている。
南方の工場の従業員は、四川等の奥地からの出稼ぎ工が大部分。この出稼ぎ工は、長期休み(春節)に田舎に帰ると、元の工場には戻ってこない。休み明けに戻って来る時にはちょっとでも給与の良い別の工場に出勤する。
経営者もそのことを十分承知で、手切れ金代わりの休み前の給与を偽札で支払う。
相場は100元札1枚30~50元らしい。
これが春節中に全国に広がる。

偽札を掴まされたら、掴まされ損。偽札の申請をすれば最後没収。
そりゃばば抜き状態で、世の中に偽札が回ること間違え無し。
偽札が日常茶飯事なので、ちょっとした商店でも、偽札発見器が設置してあるので、偽札は突き返される。
タクシー・露天は発見器は無い物の、疑わしい札は受け取ってくれない。

ここからが問題。その偽札はどう処理するか?
当然この手の裏家業も存在する。銀行員のアルバイト。
偽100元札を30~50元位で買い取ってくれる。その偽札は銀行の本物の札とすり替える。
窓口で渡す時は、客の目の前で偽札発見器に通した後、客に渡す直前に偽札とすり替える。これはリスクを伴うので、最近はATMに入れる本物とすり替える。

客がATMで入金する時は、非常に精度の高い機械で偽札をはじく物の、出金時は、その機械を通らないため偽札はスルー。
実際中国の札はボロボロが多いので、本物であっても、はじかれる物も多い。だからいくら循環式のATMであっても、偽札の入り込む余地はない。
唯一、銀行員が機械に札を装填する時にのみATMが偽札を受け入れる。

これが、ATMから偽札が出てくるからくり。

こう考えると、アルバイトをしている銀行員が一番悪いのだが、元を正せば、少しの給与であちこち移る従業員が根本の問題かも知れない。