お気軽海外生活

1コンテンツ1000円以内の自転車ネタが中心です。 お財布負担はライトに、整備内容はヘビーに。

F1ハンガリー GP

久しぶりに見応えのあるレース。
今年初めての雨のレース(?)
中国の解説がちょっと???
「レインタイヤは、ドライタイヤほどのグリップ力がないので、速度が出ない。危険。」
そうじゃなくて、レインタイヤはウエット路面で最大のグリップ力を発揮するタイヤ。危険なのはタイヤの問題でなく、濡れた路面が最大の原因。
モータリゼーションが発展してきた中国で、
「濡れた路面の運転は危険。」と言う安全運転の啓蒙活動も、GP中継の大きな役割であると思う。このまま行くと数年先、中国は交通事故死亡大国No.1間違えなし。草の根交通安全活動が一番大切な時期。

キミのP.P.に少し期待したのだが・・。
へピーレインに強いミシュラン。乾いた路面に強いブリヂストンのレイン(インターミディエット?)。
乾き始めた路面で、隙を見つけては水を踏まないと走り続けられないミシュランタイヤに比べ、発熱を抑えた・熱だれしない(?)プリヂストンタイヤ。
レコードライン一筋だけ乾いてきた路面では、この差は大きいと思う。
当然レース中は、前が道を譲ってくれないので、スピードを落とさずに曲がりきれるラインばかり取っていては、いつまで経っても金魚の糞。ラインでもそこそこ踏めて、水たまりに足をつっこんでも走れるタイヤは、強い武器になる。
ドライタイヤ・熱だれの激しいレインタイヤには、とうてい真似できない芸当。

昔「体にちょうどの高性能」と言うコピーで売り出したTOYO LIZA。
結構好きなタイヤで、このシリーズは全モデル履いた記憶がある。
コピー文句通りの、お気に入りタイヤ。

引き替え、現在ウチの会社で、お得意さんの要求で、「とんがった」性能を可能にする商品を開発中である。
性能を追求すると、使用条件を絞り込むことになる。
この使用条件(スリックで言えばグリップ力の出る温度範囲)と言うのがクセ者。
なかなか現場作業員が、意味を理解してくれず、不満たらたら。こちらとしては、最大級の性能を発揮するために、ほんのわずかな注意点さえ守ってくれれば。。と思うのだが、なかなか開発が前に進まない。

半乾きの路面で、最大の効率を引き出すタイヤセレクトをするチームマネージメント & それを使いこなすプロ & 研究開発を惜しまないサプライヤー

自分の今やっている仕事と比較してみた。