お気軽海外生活

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時限発火装置

今日世界同時発表になった 


 デル無差別ノートPC時限発火テロ


でなくて、発火の危険性のあるバッテリーの自主回収。うちもつい最近、デルのPCを買ったが、デスクトップのため対象外。時代に乗り遅れたゼィ。


今回のリコール対象になったバッテリーは、SONY製。 昔から言われていることだが、SONYタイマーが内蔵されており、今回もそのタイマーが作動した結果のことらしい。


今回は、タイマー設計者の茶目っ気で、タイマー作動時に最後に一花 "ドカ~ン"と心憎い演出には、好感が・・・・、 やっぱり持てない。


少し前にアメリカで起こった自動車メーカーと、タイヤメーカーの関係に似ている。多分原因は、アクスルシャフトのブレ。プレた状態で高速でブン回されたら、どんな丈夫なタイヤも、トレッド剥離が起きて当然。


最も、どんな大きなメーカーであっても、ユーザーに商品を「買って頂いている」という立場なので、ユーザー様々。市場原理は恐ろしく、身銭を切ってでもユーザー様の無理難題を聞かなければならないのが、サプライヤーのツライところ。


今回のソニーは・・、金銭的にはソニーが大部分負担するような報道だが、とりあえず一言「デルの充電系統とソニーの電池の相性の問題で、火事になった。その他の商品は、安全です。」 と一言断っている。 


裏を返せばウチの製品に合わせて設計せんかいボケかな?


現在、商品は世界各国どこに行っても"価格競争"。サプライヤーは、徹底的に安値を要求されて、儲けさせて貰えない。当然ぎりぎりの設計をしてリコールが相次ぐ。リコール処理費のツケもサプライヤーに回ってくる。 


世界中のサプライヤーの反乱。火の手が上がるのも、カウントダウンに入っているかもしれない。