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自動車見学 ~4

シボレー セイルについては、M/Tのみしか設定がない。
A/Tについては、現在生産を停止したらしい。

なぜ?
最近中国でも、マイカーブームでA/T車の比率がじわじわと上がっている。その時代に逆行して、A/Tの設定を外している。

ちょっと前に聞いた話では、中国では、A/Tの修理が不可能らしい。
潔くA/Tをバラス修理工場が多く、あの複雑なA/Tのオイルラインの中に、異物を混入させることが多いようである。
また、不用意な整備士の発言で、トルコン油交換後のトラブルも後を絶たないらしい。
トルコン油を、M/Tのギヤオイルと同等に考えている証拠。それとも収入第一、売り上げ優先の体質からか?

いくら3速ロックアップ無しのA/Tでも、これならすぐに壊れる。
最近は中国でも、ほとんどがソレノイドバルブ付きの電子制御A/Tが採用されているので、この整備環境では、簡単にイジリ壊されてしまう。

A/Tフィルードチェンジャーを持つ整備工場も見たことないし、A/Tのリビルト業者も聞いたことがない。
調子の悪いA/Tは、すぐに分解され不調にさせられる。
ディーラーでは、外部で修理した物の修理は引き受けてくれないし、調子が悪いと言っても、A/Tを触ることの怖さを知っている分「問題なし。」ですまされてしまう。

と言う中国の整備インフラでは、問題ばかり発生するA/Tの設定を潔くなくした、シボレーの判断はある意味正解かもしれない。