お気軽海外生活

1コンテンツ1000円以内の自転車ネタが中心です。 お財布負担はライトに、整備内容はヘビーに。

ニュースから ~バイオガス

バイオガソリン、発売から1カ月 一部困惑も着々浸透
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070603-00000000-san-bus_all

日本でもバイオガソリンの、使用が始まったよう。
以前ガイアックスで、いろいろと問題が発生したアルコール燃料だが、現在の法律で、8%以下の使用で再度許可されたらしい。

現在住んでいる中国遼寧省では、2年程前から使用が始まってそれ以外許可しないので、添加量10%のものをずっと使っている。

石油連盟
http://www.paj.gr.jp/eco/biogasoline/
の発表・Q&Aは経験からいうと、結構いい加減。

燃費・パワーについては、確実に落ちる。
完全燃焼させるには、ガソリンは酸素9.5分子。バイオガスは酸素9分子。空燃比でいうと14.2→13.5に変化する。(計算合ってる?)
理論的にいえば出力・燃費は当然悪化。
実際使った感触でも、パワー不足を感じる分余計に踏んでいるので、燃費は10%程悪化している。

燃料系にも結構負担が掛かる。
アルコール系の溶解力で、
・特にゴムがやられる。
・今まで溜まっていたワニス・ガムが洗い流されて、変なところに詰まる。
これは考えようで、洗浄力が強いので、上手く使えばエンジンにとっては好都合。

但し、ゴム系燃料パイプについては問題。
中国では、パイオガス導入直前は、燃料ゴムホース・燃料フィルターの交換を奨励していた。
バイオガス導入直後は、半年位の間、車両炎上も何件か発生していた。

ウチの車も燃料パイプがやられて、ガソリンが滲んだ。すぐに見つけてホースを交換したので、大事には至らなかったが。。。

はっきり言って、バイオガスはできれば使いたくない燃料。
公害についても、触媒を付けてしっかり整備さえしていれば、普通のガソリンでも大差ないと思うし、NOXについては同等。地球温暖化のCO2については、バイオガスの方が多いのでは?
おまけにバイオガスは、CO2を処理してくれる植物を減らすし。。。
硫黄酸化物については、現在の精製技術でガソリンでも問題ないはず。

中国では、トウモロコシを原料にバイオガスを製造しているので、穀物相場が上昇し、畜産関係の経営を圧迫。ひいては肉の値段が上がって、一般人の生活も圧迫してきている。。。