大分前にジャイアントの「DBLホイール」について記載しましたが、
これを覆すような出来事が、、
赤ラインのスポークが破断しました。
少しわかりにくいので、
折れた部分は赤色のまま、
プッシュ側は黄色
プル側を青色にしてみました。
ドライブ側を上に、黒いままのスポークは半ドライブ側のスポークです。
破断したスポークは二本ともプッシュ側。
DBLテクノロジーでは、駆動を掛けた時にハブがリムを引っ張る側の(プル側)スポークに負担が掛かるので、駆動状態でスポークテンションが均一化するように、静止状態でプル側スポークのテンションを低めに組み上げる。
と言う理論でしたが、今回は、負荷の軽いとされるプッシュ側スポークに破断が集中していました。
今回のホイールはフリー付きロードの後輪のため、
ピストのように急激なバックを踏んで、プッシュ-プルの入力が変化することはありません。
また、リムブレーキ車両のためディスクのようにハブから制動方向の力に入力が反転することもありません。
プッシュ側に組まれたスポークは、永遠にプッシュ側の入力しか受けません。
過去の自分の経験でも、プル側スポークの破断が多かったような記憶があります。
但しこれは、ベントスポークでの経験です。
ベントスポークでは、プル側のスポークはハブフランジの 内-外に通すイタリアン組によっても、強度が担保されます。
今回のホイールは、ストレートプルタイプのスポークです。
ストレートプルのスポーク&ハブの組み合わせでは、話が違ってくるのでしょうか?
なかなかに疑問です。
修理を試みましたが、何件も専門店を回ってみましたが、ストレートプルのスポークの扱いが全くありません!!!
ネットで探しても、丁度いい長さが見つからず、ねじ切り前提のスポーク意外に選択肢がありません。
海外通販で購入するか、スポークカッターを購入するか、選択肢は2つのみ。
取り敢えず転がっているホイールに履き替えて、今のホイールはバラしてスポーク調達できるまでお蔵入りになりそうです。
このスポーク折れ、
行きはよいよい、帰りは土砂降りの中走って家にたどり着き、取り敢えず玄関に放置。
濡れた服を全部脱いで、雨で冷えて調子の悪い腹を抱えて、トイレに座っていると、突然玄関の方から、「ビキン、ピキン」と、、、
ハブ側の頭が飛んでいました。
スポーク数も少ないので、一気に振れてブレーキシューにゴッツンコ。全く走れない状況です。
よく持ちこたえてくれました。
後10分早くスポークが破断していたら、土砂降りの中後輪持ち上げて家まで歩く事になっていました。
本当にいい子です。
感謝! 感謝!!