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選挙結果

昨日の選挙結果、やはりというか「自民圧勝」。
郵政民営化に、未練を残す自民にとって国民が与えた、名誉挽回のチャンス。
在外投票にも行きたかったのだが、なにぶん在外投票証を持っていない。正確には以前領事館に、申請に行ったのだが、
「今は申請期間じゃないので又来てください。登録できる時期が来れば、連絡します。」
と言われて、未だに連絡が来ない。もうかれこれ3年ほど・・。奴ら職務怠慢。

昨日TVでF1観戦後、引き続き中国のTVで"日本の選挙特集"を見た。
歴代総理の紹介・歴史背景・郵政民営化 等中国の観点から、解説をしている特番である。
やはりというか、田中角栄についての時間が比較的長い。
日中国交回復の功績を讃えて、と言うか国交正常化以前は、中国にとって日本は、アウトオブ眼中なので、日本の政治がどうであろうと関係ないかもしれないのだが・・・。
見ていて気になったのは、戦争責任に対する公式謝罪については、歴代何人もの総理が謝罪を表明しているにもかかわらず、村山総理の謝罪のみが紹介されていた。その他の謝罪は全く未紹介。

これを見た中国人の視聴者は間違えなく、
「歴代総理の中で、謝罪するのは社会党のみ。日本国民の大多数が支持する、自民党はただの一度も謝罪しない。」
依って、
「日本国民の多数は、謝罪しない自民党を支持する。」
すなわち、
「日本の民意は、謝罪は不要と考える。」
と言う見事な三段論法に完結する。・・・と思う。

駐中領事のコメントも紹介されていたが、郵政民営化・枝葉の政治方針、等のコメントのみで、日中関係に最大必要な、
 "歴代総理の数度に渡る謝罪の意表明"
に対するコメントを、もっと前面に押し出すべきであると思う。
発言したところで、編集されて放映されるのは、目に見えているが・・。それならそれで、再度「本意は○○。重要な××の部分がカットされて、正確に伝わっていない。」と訴えれば良い。当然聞き入れられる訳はないが、相手が根を上げるまで繰り返せばよい。世界的なメディアに訴えかけるのも一つの方法。

"自民の総理が何と言っても首を縦に振らない。"
"日本の実権は自民が握るべきではない。"
教科書問題に続く、内政干渉のネタが一つ増えるだけになる。

中国は単なる「○日」と言うよりも
反自民党」→「反自民党支持者」→「○日」
みたいな、流れになっているのかもしれない。