娘のクロスバイクのシフターの具合が悪くなってきました。
ブレーキ、シフター一体型のクラリスです。
右側。ブレーキは前。シフトは後ろです。
症状は、
シフトダウン時(親指で押す方です)にスカッと「空振りする」感じです。
一番奥まで押し込むと何とか一段のみシフトダウンします。
正常な状態では、
少し押し込むと心地よく一段シフトダウン。
グッと奥まで押し込むと、一気に3段ガッツリとシフトダウン。
どこかで引っかかっているようなので、取り敢えず分解して内部を確認します。
カバーを開けると目の前に、8mmのナットがかしめられています。いきなりの洗礼を受けます。
このかしめさえ外れれば、後はサクサクと分解できます。
青丸が問題のシフトダウンレバー
右下の部品がフリーホイールの爪と同様、ワンウェイラチェットとなっています。
今回の不具合の原因は、赤丸部分にグリスと汚れがこびりついて、動きが悪くなっていました。
予想通りの原因なので、サクサクッと洗浄&グリスアップ。
スプリングの青丸部分がセットされる穴が、青矢印、黄矢印。2カ所用意されています。
青矢印の穴に入れると、ラチェットの爪の戻りは軽く、黄矢印にセットすると戻りが強くなります。
初期段階では、青矢印にセットされていました。
今回の原因は、スプリングが弱くてラチェットの戻りが悪くなったわけではないので、元通り素直に青矢印にセットして組み立てました。
組み上げて、車体にセットして修理完了です。
因みに、、、
梅田のグランフロントにある「シマノスクエア」に、デュラエースのSTIレバーの内部構造展示品がありますが、、、
見た瞬間に頭に浮かんだ文字は
分 解 禁 止
普通の人は「スンゲーー メッチャ精密」と感動するみたいです、、、
素人が手を出せるのは、ラピッドファイヤータイプのシフターが限界ですね。
ドロップハンドル用のSTIに手を出すのは、ちっと腰が引けてしまいます。