通勤街乗り自転車のヘッドパーツの交換です。
季節も寒くなり、自転車通勤もシーズンオフ。
全バラO/H中のこと、、、フロントフォークを抜くと上碗が手で抜けてくるほどにユルユル&シールドベアリングがインナー/アウターレースとベアリング部分が、バラバラの状態で外れてきたので、ヘッドパーツ全取り替えを決行。
碗の差し込み部分を計測するとギリギリ34.0mm。圧入になっていません。
安物工具サンデーメカニックお助け工具。
お約束ですが、上下碗を同時に圧入しようとすると、ドツボに嵌まります。片方ずつ圧入がお約束です。
それでも斜めに入り込もうとするので、具合を見ながらハンマーで軽く叩いて修正しながら、少しずつネジを締め込んでいけば、何の問題もなく圧入が完了します。
次はヘッドパーツの組み込み作業
順番通りにチャカチャカッと組み込むだけです。
最近のシールドベアリング用の下玉受け・クラウンレースは割が入っていて着脱が非常に手軽なのですが、この「割」をどの方向に向けるを考えると夜も寝られなくなります。
あちこちのサイトを見ても特に指定方向は書いてありません。一部のMTB乗りの方は「異音防止のため、割を進行方向90°ずらす」との表記をされています。
ロードバイクと比較にならない加重がヘッドに掛かるMTBでは重要視されているようです。
ロードバイクでは、気にならない程度のことなんでしょうね。
個人的に直進する自転車を「左右シンメトリックに組む」という意味のない信念を持っているので「進行方向と90°ずらす」というのが少し気持ち悪いので、自分なりの結論として、
左 路面からの衝撃を受けた時の、ヘッドパーツに掛かる荷重
右 ブレーキング時の、ヘッドパーツに掛かる荷重
どちらを重視するかと言えば、、、大きな力を受けるブレーキング時の荷重を重視して組み込みます。
・上碗は負荷の掛かる前側に割無し。割は後ろ向き。
・下碗は荷重の掛かる後ろ側に割無し。割は前向き。
これが正解かどうかは疑問です。
「情報が見つからない」ということは、
「気にすることが無い」
と言うことなのか?
自己満足的に、ちょっとこだわって組み込んでみた結果です。
整備スタンドを使ってフォークを抜いた時、突然フォークが落下する事がありますが、
この解決策として、大きめの金属製S字フックをグニャッと90°ねじ曲げて、トップチューブとフォーククラウン下に引っかければ、不幸な事故を防ぐことができます。
このS字フック、ハンドルを外した時に、ブレーキワイヤーに負担を掛けないために、引っかけておく等、使い勝手抜群です。
車の整備の時も、ブレーキキャリパー外してスプリングに吊しておけます。
個人的には、整備する時には、常に手の届く範囲に吊しています。手放せない必須アイテムです。
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