お気軽海外生活

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ニースから

中国車が日本に来年上陸、東風汽車2000台輸出
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20061125AT2M1801K24112006.html

無理すぎ。
売ろうとしている車が、
「排気量2000―3000ccの4人乗りスポーツカーで、約300万円。」
日本で今一番売れないゾーン。

日本に行った役員が、
「おっ、このクラスの車がない。輸出すれば売れるアル。」
と言うような、思いつき丸出しの市場調査の結果?

かつては、フェアレディー・スープラ・GTO・GTRが、ひしめいたゾーンだが、今となっては閑古鳥。

思うに、日本のスポーツカー市場が衰退した原因に、ライトウエイトスポーツカーを軽視したメーカー側の責任があると思う。
スポーツカーの市場を煽り、どんどんラグジュアリー化した結果、本来の"スポーツ"という意味がいがめられて来た結果のような気がする。

スポーツカーは、ロータススパーセブンを代表とし、アルファ・MG・ポルシェ等、車重1t程度の車に200PS程度のエンジンを積んだ、何処にすっ飛んでいくか分からない、危険と背中合わせの車が個人的には好き。
カローラ・サニーを見ても、600Kg台で始まった車重が、現在は1.5t位まで肥大化している。昔は、100PSでも十分にスポーツしてた。

日本市場には、アメリカンマッスルのようなスポーツカーの市場はない。その手の車の好きな人間は、ビッグボアのV8エンジンが好きなので、日本車は買わない。

そこに、スポーツカーを名乗る中国製の肥満で窮屈な車を投入しても、売れるはずがない。
この車はっきりとは知らないが、中国製三菱エンジンを搭載しているなら、横置きエンジンしかないはずだから、FF車の筈。
FFがスポーツできないとは言い切らないが、あくまでもFFでスポーツを名乗るなら、ライトウエイトで、奥まで突っ込んでタックインが使えなければ、話にならない。

第一、プッシュのゴム・スプリング鋼の粘り・シャーシ剛性の期待できない重量車を、スポーツカーと呼ぶなんか、100万年早い。

と言うことで、この計画
  「ま・っ・た・く・み・こ・み・な・し」