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ファラ・フォーセット

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一昨日、マイケルジャクソン、ファラフォーセット、2人が同時にこの世を去った。
マイケルジャクソンはご多分にもれず、スリラーを当時LPで買った。
でも、自分的には、ファラ・フォーセットの訃報が、ずっしりと堪えている。

ファラと言えば白い歯が特徴の笑顔がトレードマークだが、自分的には、寝ぐせ頭かと見間違う「ファラカット」を金田一耕介ばりにグシャグシャと、掻き揚げる姿が印象的。
「あたしって、どうしていつもこうなんだろう?」っていう感じの、、
自然体が一番自分自身を美しくアピールする女優。
撮影のために意図して作られた自然体ではなくて、そのままの自然体。

ファラのする事は、全て美化してしまい過ぎるけど、
ノーブラ・ノーパン。何にも縛られることのない自然体。
確か、地球緑化運動にも貢献していたはず。肩肘を張らずに、「自然が一番」と主張するファラらしい。
混沌とした矛盾の中で、理性を超越した開放を求めるために、ドラッグに手を出したのも、ファラらしいと言えばファラらしい。

自分自身の自然体を、全てさらけ出し世界中の人に愛されたファラ・フォーセット

今年に入って、BIG3の事実上の消滅。時を同じくして、2人の偉大な人物を亡くしたアメリカ。
アメリカが一番円熟した70年代~80年代前半が、9・11を境に急激に失速して、2009年前半に全て消滅してしまった、、ような印象を受ける。


歌を歌うことが人生の全てであった清志朗が、舌癌の摘出施術を拒んだように、
一秒でも長く生きたいと祈ったファラが、アメリカの治療でなくドイツの治療を選択したのは、「自然体であること」が人生の全てであったファラが「今のアメリカの"何か"を受け入れられなかった」結果なのかもしれない。

ご冥福をお祈りします。