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ニュースから~ジワリ浸透、新興国の割安製品~

ジワリ浸透、新興国の割安製品
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2121

面白いコラム。
偉い経済の先生の話じゃなく、庶民目線のコラム。
見過ごしてしまいそうなちょっとした事に、気づくっていうのは非常にすばらしいと思う。また、「な~んや、そんな事くらい」って言う事をコラムにして一般に公開できる、インターネットという媒体手段もすばらしい。

中国で仕事をしている日本人としては、何処をどうやって解釈すればいいか難しいのだが、”消費者は何を求めているのか!!”という趣旨は、ビンビン伝わってくるストレートな文体。

だいぶ前から感じていた「日本の車が面白くない」という疑問。
いつの頃からか、「今度新車買うんだけど、○○と××どっちの車買った方がいいと思う?」と聞かれた時に、「同じ位の値段なら性能は同じ。好きなの買えば。」としか答えられなくなった。
同じくらいの値段の車なら、結局は同じ程度。逆に言えば同じ価格帯に性能の劣る車を作っているメーカーがあれば、そのメーカーはとっくに淘汰されている。特に日本車vs日本車の場合は。

ここに来て、グローバル化が進み世界中の物が日本市場に溢れると、それこそ百花繚乱。特に今のような消費者の低価格志向が加速している日本市場では、新興国製品は魅力のある商品。
結局の所、安い価格でそこそこの”新品時性能”を達成しているものであれば販路は広い。

突然話は変わって子供の「チョロQ」。日本ブランドのチョロQのよく走ること。同じように見える中国製のプルバックミニカーとは雲泥の差。
当然子供は中国製は見向きもしない。セコセコとばらして各部のバリ取り・クリアランス調整・グリスアップをしてみても、最終的にバネ鋼の瞬発力の違いで到底日本製には追いつけない。

消費者が大人になって、「コストパフォーマンス」ばかりに目を奪われた結果、日本製の良さに気がつかなくなっている。
子供は、気に入ったおもちゃは長く遊ぶが、気に入らなければすぐにポイ。
大人だと「安く買ったとはいえ買ったばっかりだし、、」と渋々使い続ける。結局は「安物買いのストレス貯め込み」になっているような気がする。

ここで自分勝手な日本経済立て直し提案。
 「消費者よ、子供になれ!!」
もっと、直感で商品の善し悪しを見分けられる消費者が増えればいいんだけど、、、
逆に商品を提供する側は、「直感に訴える商品価値」を全面に押し出した商品開発の必要があるのではないだろうか?

ともあれこのコラム、何となく心に響いた。
庶民目線を前面に押し出している、政治家先生の心にも響いてくれればいいのだけれど、、、