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ロードとタイヤ

少し前に、ロードのタイヤは23C→25Cとワイド化が良く言われていましたが、最近あんまり見ないですね。今は28C迄あるとか、、
定着してきたためか、飽きたからか、最近そのての記事を見なくなりました。

太いタイヤが走行抵抗が小さい。と言う理論ですが、そうなの?
測定条件は、23Cと25Cのエア圧は同一。 それはおかしいでしょう。
接地面が大きくなれば、その分適正空気圧は低くなりませんか?
同じ重さを支えるのに、面積が小さければ、単位面積あたりの面圧は上がるべきじゃないですか?
それなら、同じ23Cで空気圧が高い方が走行抵抗が小さい。という普通の測定結果になるのでは?

タイヤメーカーとしても、太いタイヤになると、その分使用材料が増えてコストアップになるのに、なぜわざわざ太いタイヤを薦めるのか?
販売価格も高くなるので、それはそれでいいんでしょうか。
ある自動車タイヤメーカーの方の話では、扁平率が上がると(70→50)価格は高くなる物の、使用素材量が減るので、儲け倍増でウハウハだそうです。
自転車タイヤもこの法則が通用するかどうか、その辺りはよくわかりません。

タイヤのワイド化はある面大賛成です。
同ブランドの同グレードタイヤで、乗り比べた結果、

何と言っても乗り心地が良い。エアボリュームが増えるので当然ですね。
太くなった分、空気圧も低めに設定できるので、これも乗り心地に貢献していると思います。

コーナー突っ込みのブレーキングは、ワイドタイヤが絶対有利ですね。
コーナーリング速度、安定性も、ワイド化の恩恵を感じます。
レース中一本のタイヤで、あらゆる条件で早く走らなければ表彰台を狙えない。最後まで体力温存。と言う条件では、太めのタイヤ一択と思います。

翻って、趣味で乗る分には?
個人的には、細タイヤですね。それもチューブラー。

大昔クリンチャータイヤで、下りの高速コーナーリング中リムからタイヤが外れて、派手に転倒したトラウマがあるので、クリンチャーでの下りは安全運転です。
多分それまでにスローパンクチャーを起こして、コーナーリング中のタイヤの変形でビードとリムの隙間にチューブが挟まれて、バースとした事が原因と思われます。

タイヤ交換の際に、普段はタイヤレバーを使いません。直接手でビード外しをやっちゃいます。
リムが広いほど、タイヤが太いほど、軽い力でビードが外れてきます。
23Cタイヤと15mm幅リムの組み合わせだと流石にタイヤレバーを使いますが、23C&17mmの組み合わせ以上だと素手でOKです。28Cタイヤだと、コツさえ覚えれば素手で力を入れなくても、あっさりタイヤが外れてくれます。
ケブラー、ワイヤービード特に違いは感じません。

タイヤが太くなればなるほど、高速コーナーでリムからタイヤが外れる危険度は上がってきます。怖いですね。

その点チューブラーをセメントで貼り付けていれば、リム落ちする心配はないですし、最悪コーナーリング中に突然空気が抜けても、なんとかなりそうな気がします。

最近流行のチューブレスはどうでしょうか?
使ったことがないので、なんとも言えませんが、リムにビード受けがあるので、外れにくいのかも知れません。

自転車のタイヤは他のタイヤ、モーターバイクや4輪のタイヤと違って、サイドウオールが極度に柔らかいので、ビードが外れやすいんだと思います。

長距離をノンビリ走るのであれば、25C程度のチューブ入りクリンチャーがベストセレクトのような気がします。

ある程度すっ飛ばすのであれば、23C程度のチューブラー。

長距離を走る時のタイヤトラブルの保険として、チューブラーもありかな?
普通のパンクなら、チューブラーの方がクリンチャーより交換が若干早い程度の違いしかありませんが、サイドカットパンクに対しては、クリンチャーは完全お手上げです。
最終的に家にたどり着く。と言う目的なら、やっぱりチューブラーが安心ですね。