お気軽海外生活

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ニュースから ~この前の続き

得意先から、
「購買担当部門が変更になるから、話を聞きたいので明日来て欲しい。」
との連絡が・・・。
値下げ要求? それとも他社からの購入に切り替え?
なんとしても、気が重い・・・。

で思いついたのが、6日にも書いた「デルファイのニュース」。
"デルファイによると、これらの契約を見直さない限り、今年21億ドル(約2360億円)の損失につながる。"
どんな契約をしたんジャイ? どないコスト計算したんジャイ?
と思って、ニュースを読んでいたが、
デルファイは元々GMの子会社。子会社の時に契約して、独立してから採算が合わなくなったので、契約見直し。
だったような記憶があるのだが。。。
もしこうだったら、「デルファイが作っていた商品に欠陥があった。」GMの子会社の時は、その部品が原因で、大規模なリコールが発生した場合も、リコール処理費はGM持ち。子会社になると、リコール処理費の一部が、デルファイに廻ってくる。
リコール処理代を算出すると○○$の損益。リコールが発生しないまともな商品を作ると、コストアップで○○$の損益。どっちに転んでも、損失が出ることに違いはない。
実際の所は、こんな裏話があるのでは? と勘ぐってしまう。

某自動車メーカーの研究所に勤める友人は、
「自分が設計に係わった車には乗らない。」
と断言している。なぜならば
必要最低限ギリギリまで切り詰めた設計をした結果、上部からの命令、「後○○%削るように。」この一言で、自分の考える安全ラインを下回った製品が販売されている。
からだそうである。他の同社の製品も、にたりよったりと解っていても、自分の目で見てないから、何となく安心できる。そうである。
その結果、市場に出てから数年して、
「○○の部品の強度不足で、走行に危険が生じるので、リコール」
という結果になる。
コストダウンしたつもりが、結局はリコール処理費で、チャラ。
おまけに危険。ついでに企業イメージもダウン。

最終的には、コストに偏った購買担当・販売担当者の意見ばかり尊重されて、悪循環。