今の車に変わってから、エンジンオイル交換の際、冷えた状態で、交換することが多かった。
オイルを温めて、柔らかくしてから排出するとスムースに抜き取れます。と言うのが、オイル交換の基本だが、熱いオイルがめんどくさくて、冷えた状態で、時間を掛けて絞り出して交換していた。
でもこの方法が実は間違えだったようで、やっぱりオイルは熱々の状態で、スラッジ・ヘドロが浮いているときに一気に下に落とすのが、エンジン内部をキレイにする秘訣のよう。
これをやっていなかったので、エンジン内の細かいオイルラインに汚れが溜まっている模様。
とりあえず今回は、フラッシング剤不支持派の信念を曲げて、フラッシング剤に望みを掛けてみることにする。
十分に走って、エンジンオイルも温まった頃合いを見計らって帰宅。
使用するフラッシング剤は、ケミカルモノで定評のあるワコーズのフラッシング添加剤。日本で買って持ってきたモノ。
シャプシャプの溶剤である。こんなのをエンジンに入れて油膜切れを起こさないのか?
10~15分アイドリングをする。となっているので、15分みっちりとアイドリングをしてみた。
オイル粘度が落ちて油圧が下がるかと思ったら、5分ほど経つと少し油圧計の針が上がってきた。
今まで走り回って上がっていた油温が、アイドリング状態で下がってきた事による油圧の回復か? それともリリーフバルブが洗浄されて密着が良くなってきたのか?
タペット音については、案の定15分後にはだんだんと大きくなってた。
最初は3気筒目のみから発生していた音が、全体から聞こえてくるようになった。
但し初めは、3気筒目音量3。その他気筒音量0。だったのが、15分後には、全ての気筒音量1。に変化したような気がする。
もしかすると、硬いオイルに入れ替えると、全体的に音がしなくなるかも。
なるだけ、フラッシング剤を排出するために、フィルターの交換は勿論のこと、ドレンコック・フィルターを外した状態で、一晩放置する事に。
オイルポンプ内のオイルまで全て抜けてしまうと、吸い上げがやっかいだが、そこまで抜けるはずがない。
明日の朝、新しいオイルを入れるまでは、このままで放置。