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新車試乗 ~前の続き

で、試乗したVWといえば BORAの2ボックスと3ボックス。
BORA2Boxは、中国オリジナル車のようで、ライト&バンバーの変更で誕生したBORA顔のGolf。

2台とも乗った感触は「プレーキがいい!!」
ボンネットを開けてみると、どでかい(9inc位)マスターパック。普通1.6L車ならでかくても8inc?。自分の中での常識では、マスターバックは大きければ大きい程、フィーリングが悪くなると思っていた。
要するに「良く効くでしょう」的なカックンブレーキ。コントロール性もクソも無い、だましブレーキのできあがり。
でもVWのそれは、踏み始めから奥まで、思い通りにコントロールできる。このブレーキはすばらしい。

エンジンブロックも、流行に流されない鋳鉄ブロック。特に3Boxは、ECUの味付けも手伝ってか、3500rpm以上の音も含めたフィーリングが、抜群にいい。但し1800rpm以下は、使い物にならない。
2Boxは試乗車がATと言うこともあり、これまたECUの味付けか、4500rpm以上は面白味に欠ける物の、1500rpm辺りから実用範囲。
スペック的には、2Boxが圧縮比10.3・可変INマニ。3Boxが圧縮比10.5のINマニ可変なし。
町中では、2Boxの方が使いやすいかもしれない。2Boxのリアオーバーハング無しによるモーメントの軽減は、後ろの開口部が大きいことによるボディー剛性低下のせいか差し引きゼロ。

2Boxに195-65/15タイヤが装着されていたが、中国の荒れた路面と使い勝手を考えると、インチダウンして70タイヤを履かせた方がこの車には相性がいい様な気がする。個人的には、、、

展示車を見ている限りは、細かいところが今一。日本車のようにライン管理が行き届いていない感じ。
バッテリー+線が固定されているはずのクリップが外れていて、すぐそばを通っているインテークのホースバンドの鋭利な部分に、当たっている。クリップが割れたときのことも考えて、設計が甘いかも、、

エンジンルーム内のホースには、上向きの記号と、ホースバンドのクリップ位置が印刷されていた。これはこれですごい製品管理方法。

ハンドル革巻きは、ヨーロッパ車特有の亀甲ステッチで縫製してある。革生地の厚み・伸び率が規格通りでなければできないステッチ方法。
この辺りの品質管理もしっかりしていることが想像できる。

と言うことで、新車を見ていると、何時間見ていても飽きることがない。