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瀋陽日本領事館にて祝賀交換会

昨日の夜、日本領事館で新年祝賀交換会に行ってきた。

例年より参加者は少なめ。今年は旧正月が早めの影響か?
恒例の鏡割りも今年は無し。

なんと言っても今年の料理がひどかった。
ちょっと遅めなのだが、おせち料理が振る舞われる。

例年は、お雑煮なのだが、今年は白身魚の吸い物。
吸い物をぶつけてくるのは、公邸料理人が相当の腕前?
期待したのもつかの間、だしがだめ。
身の上下がひっくり返っている。白身も葛ひきをしているのだが、、、コーンスターチではなそそう。使っている素材はちょっとはいいのかもしれないが、湯引きの温度が低すぎ。葛が濁ってるし、皮が縮んでないテロンとしてる。
刺身も溶かし方がダメで、甘エビが臭い。

なんと言っても最悪だったのが、鯛の姿焼き。
日本の正月料理の代表料理。
これがダメダメ。正体不明の熱帯魚が皿の上に打ち上げられていた、、
みょーに、顔の長い赤い魚。これについては、入手可能な範囲で目一杯頑張ったとも理解したとしても、、、
串を打ってないので、躍動感なし。塩をしてないのでグッチャリした身を弱火で芯まで火を通しているので、固くてパサパサ。ヒレ・尾に飾り塩をしてないので、背びれ・胸びれが立ってない。

誰がこの料理、この料理人を許可した?
このパーティーには、外国人が参加していなかったので救いはあるかもしれない。
日本領事館は、海外にあって日本文化の発信基地のはず。「大使の料理人」は漫画で行き過ぎだろうけど、食べるという欲は、人間の三大欲の内唯一大手を振って外交に使える重要な手段。
今回の料理はあまりにも酷すぎ。

自分自身海外で仕事をするためには、自分のコアである日本、そして日本文化を大切にしなければならないと思っている。自分の基軸が決まっていないのに、異文化の外国人と意見を戦わせて、お互いの満足する結果を導き出すことはできないと思っている。

引き替え、領事館で出てきた鯛の尾頭。
尾頭付きの鯛は、どんな意味があるのか? そのためにはどのような形でなければならないのか?
こんなに、日本文化をないがしろにしている日本政府が、手強い外国勢と、同等にやり合っていくことができるんだろうか?