お気軽海外生活

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洗車考

車検のために洗車に出す。メインの目的はエンジンルーム内。
結構ひどい、、、

高圧洗車機で洗うので、あちこちに水が入りエンジン始動不能&不調。
これはある程度は致し方ない。
ヒドイのがエンジンクリーナーのケミカル。
多分成分は、洗剤・アセトン・苛性ソーダ。お手軽&洗浄効果が高いのは判るが、プラスチック部品が白化。副作用が大きすぎる。

洗車については、以前は週に1~2回洗車。月に2~3回のワックス掛け。
当時愛用していたシュアラスターのインペリアルは年に3缶消費していた。足回り・エンジンルームに使うスプレーのシリコンワックスも、年に6本程消費。
現在は大量に水を使える環境、埃の付かない室内でのワックス掛けの環境がないので、ほったらかし。

基本的に、車の表面に界面活性剤成分を残すのは良くないと考えている。
洗車で使う界面活性剤は、「何か」と水を混じりやすくするモノ。
もっと言えば対象物にくっつきやすい。ゴミとくっつくだけなら良いが、塗料・ゴムにもくっつく。
界面活性剤がそれらの物に必要な成分ならば問題ないが、塗料・ゴムにはありがたくない成分も多い。おまけに活性剤が外から塗料・ゴムに有害な成分を引き込んで来る事も考えられる。
活性剤を車の表面からできるだけ除去したい理由はここ。

なので現在では、できる限り活性剤成分が残りにくそうなワックスインシャンプーがお気に入り。
タイヤ部分は、アー○オールのような保護つや出し剤をワックスインシャンプーと同じような使い方をして、しっとりとした艶仕上げ。
その他ゴム部分は、ストレートなシリコンオイルでつや出し。
プラスチックの白化は、シボに詰まった汚れ&劣化した表面のプラスチックが原因。汚れ落とし&表面の傷んだ層の除去が必要。
これはメラニンスポンジが最強。その後アー○オールを歯ブラシに付けてこすり洗い後水洗い。


特に内装のビニール&レザーの掃除は、グリセリンが大活躍。
グリセリンの10~50%水溶液で掃除。汚れもそこそこに落ちるし、残っていても、樹脂に対する影響も少ない。

レザー部分については、現在の純正のレザーは表面の塗装が対象。革そのものに対する考慮は皆無。昔のような保革油という考えが通用しない。表面から保革油を塗って保護したい革に届くような、ヤワな塗装ではない。特に新しいうちは、、、
そもそも保護したい革そのものが、ハンドル革の縫製の皺取り工程の段階で非常識な高温スチームの影響で死んでいるので、その後に何をしても全くの無駄&無意味。
アフターパーツの革については、素材が生きているし、表面塗装にしても、表層から内部に成分が行き渡る余地がある。

革は乾燥するとひび割れたり等特に良くない。湿り気が必要。
水だとすぐに乾燥するので、乾燥しにくい油を使う事になる。

ここでグリセリンの登場。どんな副作用があるか判らない活性剤を含まない。樹脂にも問題なし。革にも問題なし。内部に残る事により外部の水分を引き寄せ、しっとり。
おまけに皮膚に付いても、影響なし。化粧品の成分だし。

水に溶かしてスプレーすれば、静電防止剤として家庭内でも活躍する。

という事でここ数年は、「グリセリン最強」今のところこれ以上の物が見つからない。