お気軽海外生活

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エンジン O/H

チェロキーは、昨日からエンジンのO/Hに入っている。

今日昼に、ヘッドが降りたと言うことで見に行った。
ヘッドのみのO/Hか、腰下まで手を入れるかの判断をするため。
結果は、シリンダー壁スラスト方向のホーニング跡がかろうじて残っている状態。
ピストンピン方向はホーニング跡が割と残っている。ホーニングが切れている部分は無し。最大でも摩耗は0.5/100?
大きな縦傷・擦り傷はなし。16万kmのエンジンとしては良好な状態。
シリンダーのボーリングは必要なし。ブロックを車から降ろす必要はなさそうだ。
ピストンリングの交換は必要。ピストンは多分大丈夫。

燃焼室・ピストントップのカーボン付着もまずまず。Exバルブも全てきれいに焼けている。強いて言えば1・2番のカーボン堆積がちょっと多め。
ピストントップ外周に分厚いカーボンの堆積がないので、オイルは上がっていないよう。
吸気バルブと燃焼室のエッジ部分にカーボン堆積が集中。プラグから一番遠い部分なので、スキュッシュが十分効いていない結果。
気筒によるバラツキがあるので、ボート形状・スワール効果の差かもしれない。
オイル上がりは無し。若干のオイル下がりが発生。こんなところ。

ヘッドガスケットはメタル素材の物が使われていたので、ヘッド当たり面がきれいに見える。ここも吹き抜け、水・オイルのトラブルも無し。
水路は相当汚れている。以前ウォーターポンプ交換の時に見た状態。スス状の物が付着している。

バルブ・マニーホールドが外されていないので、このあたりのカーボン堆積はまだ未確認。パルプガイドのガタツキについても同様。バルブを続投するかどうかも点検の結果次第。

下からピストンを押し出すのでメタル関係も点検。コンロッドメタルは4万km使用なので多分大丈夫。親メタルが?これもクランクを外さずに回転抜き取りが可能。

と言うことで今日見たところでは、
・O/Hガスケットセット
・ビストンリング
追加は、
・親、子メタル
・バルブ
が必要かどうか?

リストアップ全て交換と仮定して、工賃とコミコミ300ドル程度。
日本のO/H代の1/10~1/5?
瀋陽では、旧車(5年以上?)の買い換え補助を行っている。名目は排ガスの浄化。ホントのエコの意味ならエンジンO/H助成金を出す方が、全ての意味で地球環境に優しいはず。
やはりカーメーカーとの癒着で、販売促進のため?

日本-中国間の運賃が往復2万円以内であれば、エンジンリビルドの商売も面白いかもしれない。
でも、10万円・一ヶ月掛けて、継続使用する日本人は少ないか、、